『フェミサイドは、ある』皆本夏樹
2021年8月6日に東京都世田谷区の小田急電鉄車内で発生した無差別刺傷事件。僕もかつて世田谷区で働いていたものの、当時豊岡市に引っ越しており、TVも新聞も見なくてなんとなく怖い事件だなあということで片づけていました。
加害者の男が「幸せそうな女性を殺したい」という理由で乗車していた女子大学生を殺傷したということは恥ずかしながらこの本を通して初めて知りました。
「フェミサイド」は「性別を理由にした女性の殺害」という意味の言葉。
被害者と同じように女子大学生であった皆本さんが、女性であるがために犯された暴力と差別をなかったことにしないために立ち上がった自身の行動を記録した1冊です。
皆本さんや彼女と同じようにアクションをした方々の勇気をとても感じるとともに、今の日本社会を色々と考えさせられました。
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