『狙われた楽園』ジョン・グリシャム
ジョン・グリシャムは、弁護士としての経験を元に、リーガル・サスペンスを多数書いてきた小説家。何度も著作が全米1位のベストセラーとなっています。
『狙われた楽園』は、グリシャム作品に多いリーガル・サスペンスではなく、村上春樹さんが翻訳された「『グレート・ギャツビー』を追え」というミステリー小説の続編です。この前作がかなり面白く、その続きである本作品も非常に気になっていました。(ちなみに、今回の翻訳者は村上さんではありません)
前作同様に、本物語の舞台となるのは、独立系書店の名物店主ブルース・ケーブルがお店を構えるカミーノ・アイランド。前作ではフィッツジェラルドの直筆原稿の盗難を巡って追われる立場だったブルースが、作家である友人の不審死の真相を追い求めます。