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行ってきました、応援上映。

5月末に封切りされた『帰ってきた あぶない刑事』。
そろそろ、劇場での公開も終了というところが多くなってきました。
興行収入と観客動員数が前回の映画を上回ったというのですから、いかに、この作品を繰り返して観ている方も多いかと……
そういう私も、結局、5回、劇場に足を運びました。これは過去に某特撮映画のために映画館へ足を運んだ回数と同じ記録です(笑)それくらい、私も『あぶ刑事』が好きだという……しみじみ、してしまいましたよ、本当に。

さて、今回がラストになるかな……
ローソンユナイテッドシネマ・スタイルみなとみらいにて行われる、最後の応援上映のチケット、なんとか確保に成功。普段からも、こういうイベント的なことは、なかなか参加するチャンスがなくて……でも、今回はうまい具合に自分のシフト休みに重なってくれたので、どうしても行きたかった。
チケット発売日の夜、スマホを目の前にして待機、時間と同時にユナイテッドシネマさんのサイトを開いてみると、すでに座席が3分の2は埋まっている状態。慌てて空いている座席をチェックして無事に購入!

そして、迎えた8月18日は、台風一過のためか、もんのすごい気温が高くなりました……
同じ県内に住んでいて、しかもそれほど遠くはない場所なのに、横浜へはなかなか行く機会もなくて(笑)、一体どれくらいぶりかというくらい……もんのすごい久しぶりに、横浜へお出かけしました。
少し早めに家を出て、私鉄を乗り継いで……時間があったので、これまた10数年ぶりに横浜スタジアムと中華街を少し散策。これはまた、別の枠で書くとして……で、みなとみらいへGo。


イマドキの映画館「シネマ・コンプレックス」

ローソンユナイテッドシネマ・スタイルみなとみらいは、とあるビルの5階にあります。
日曜日ということもあるし、地下鉄に直結していることもあるし、ランドマークタワーが近いというのもあって、この日もすっごい賑やか。
「ひさしぶりだよなぁ……」
都内の雰囲気とは、また違うんだよね、同じ混雑でも。
ユナイテッドシネマさんのある階までエスカレーターで移動、購入分のチケットを発行してから、アイスコーヒーを購入して、いざ、12スクリーンへ。
意外と通路は狭く、でもとても綺麗な通路。だけど、映画館の中の通路としてはかなり暗くないか、これ……(^_^;) ほかのシネコンよりも照明が抑え気味に感じたのは気のせいかしらん……
今回上映される12スクリーンは、このシネコンでは一番大きな部屋らしく、座席数は300近く、カタチは楕円形。で、ここの「売り」は、全座席がいわゆる「サラウンドタイプ」というもので、全身で音を「感じる」「映画に没入できる」座席なんだとか(通常はオンになっているけれど、ひじ掛け下にあるスイッチでオフにしておくことも可能)。
ホント、今の映画館ってすごいよな~と、改めて思いますね……

さて、映画本編は……(若干の毒吐きあり)

映画本編については、もうあちこちで書かれているので今更感もありますけれど、ちょっと書かせていただきますね。
個人的には、やっぱり「ドンピシャ世代」なんです。何度観てもおもしろいって思います。オープニングから、ファンのハートをガッチリ、掴む演出。展開はわかっていても、おもしろいものはおもしろい。
特に今回は、声出しOKの「応援上映」なので、あちこちからいろんな声がかかるし、声を出して笑うこともできるというのもあって、劇場内に一体感がある(笑)みんな、笑うところも同じだし、拍手を送るところも同じ。大きなお茶の間で、みんなで共有しているっていうのかなぁ。
今はこういうことができる……ホント、嬉しいし、ありがたいことです。

内容的には、色々言われている……ちょっと気になったのは、タカとユージ以外のキャラの扱いが酷すぎるという感想があったこと。う~ん、そうかなぁ?と思っちゃうのは、いけないことですかねぇ。時系列をきちんと追っていけば、そんなことはあまり感じない……ファン贔屓の目線になっちゃうのかもしれませんが……
あとは、勧善懲悪っていうか、とてもわかりやすい内容だというのを改めて思いました。
早乙女太一さん演じる海堂の「徹底した悪役」は、観ていても気持ちいいくらいです。彼、こういうクセの強いキャラを演じるのが、とてもうまいんじゃないのかなぁ。幼いころから踏んでいた舞台で培ったものがすごい大きいと思います。
舞台を中心にしている(してきた)役者さんって、やっぱりうまいと思うんですよ、個人的に。
同じく舞台出身というと、フェイロン……岸谷五朗さんもそうですよね。なんというのか……悪党ではあるけれど、どこか哀愁を感じさせるフェイロン。タカやユージとのやりとり……特にタカさんとのやりとりは、とても秀逸で、息を引き取る最期の場面は、感極まるものがあります。

「あぶない刑事」には、おとなしい展開なんてのは皆無。
何度でも思いますし、書いてしまいますが、コンプラ云々が叫ばれる今の時代に、よくまぁ、ここまで作ってくれたよなぁ……という銃撃戦とか、カーチェイスに規模の大きな爆破シーン。

ここに、リアル感がない!とか言ってはダメです。

なぜ、そういうつまらんことを言うのか、わからん。
なぜ、映画の話しにリアル感を求める?
映画ってのは、あくまでも「娯楽」なんだけれどなぁ……
時代の変化、なんでしょうかねぇ……つまらない世の中になったな、本当に(毒)

応援上映で、盛り上がった場面はいくつもあるのですけれど、中でも、港署捜査課課長となった、町田透くん……いや、透さんが、上層部と同僚を前にしてタンカを切る場面も、すっごい盛り上がりましたね。
タカとユージの前では「永遠の後輩」になってしまうけれど、でも、やはり彼も百戦錬磨、あのふたりの後輩なんですよ(笑)
めっちゃカッコよかった!!

この事件が解明されることになるけれど、このあと、透さんはどうなったんでしょうかねぇ……県警本部がどう動いたのか……すっごい気になりません?

いわゆる「推しグッズ」とファン層

客席は満席。
応援上映ということもあって、ファンのみなさん、思い思いのグッズやペンライト、Tシャツ、公式グッズをたくさんつけてる方、手作りの推しグッズ、中にはコスプレしている方も。
私は不器用ということもあるし、余裕もなくて、なかなかそういったものには手が出せないんですよねぇ。でも、みなさんが手にしている「手作りの推しグッズ」なんかを眺めていると、応援上映ってホント、イマドキなんだなと思うと同時に、楽しいし、おもしろいなぁって思います。
ファン層は、実に様々。
親子連れの方、彼氏彼女さん、あぶ刑事ファンどうしで来ている方、ご家族でいらしている方もいたような……そして、私のようにひとりで来ている方も多かったです。
親御さんが私と同じ世代、もしくは再放送で観ていて、そのお子さんたちが再放送などで観て、ハマったということも多いらしいですね、今回は。

実は、ユナイテッドシネマに来る前に、横浜スタジアム周辺を少し散策してきたのですが(これも10数年ぶり……長年のベイスターズファンなのですが、体調やらなにやらで、なかなか行けない。そもそもが最近、チケット取りづらいんだよなぁ)、ハマスタの裏手にある、とある建物……中区役所別館のとなりにある、瀟洒な建物が、タカとユージの探偵事務所兼自宅を兼ねている、という設定……の建物へ行ってきたんです。
その時に出会った女性ふたり……親子さん。おふたりは同じ日に開催されたTHE ALFEEのライブを観るために、なんと名古屋からいらしたんだとか。
で、お母さんが「あぶ刑事」再放送世代、映画が封切りされたときに娘さんを連れて映画館に行ったら、見事、娘さんもハマってくれたとか(笑)
「せっかく横浜に来たから、ライブの時間までロケ地散策しようって言って、少し早めに出てきたんですよ~!」
お揃いのTHE ALFEEシャツを着て、とても仲良しのお母さんと娘さん。娘さんが、すっごい楽しそうだったのも印象的。いいですねぇ、親子で同じ趣味。
「ヨコハマとライブ、楽しんで帰ってくださいね」
と声をかけると、おふたりとも本当に嬉しそうに頷いてくれました。

劇場・12スクリーンの入口に、大きな立て看板とメイン4人の直筆サイン入りポスターが飾られていて、撮影OKだったのですが、その時に、ちょっとだけ、推しグッズなどを見ていたのですけれど、ホント、みなさん、思い入れがあって、愛に溢れていて……もっと見たかったなぁ。
ぜひ、どこかで公開して欲しいなって思います、はい。

最後に。

そろそろ、映画の上映もおしまい。
と同時に、グッズなども販売終了ということなのですけれど、この関連グッズに関しては、若干の不満があります。
如何せん、人気作品ということもあったのでしょう、東映公式通販サイトなどでも、グッズ公開付近から売り切れ続出という……これらに関して、ホント、なんとかならなかったのかと思うのです。
今は通販で手に入る関連グッズですが、やっぱり劇場でも、もう少し販売数を増やしてほしかった。私自身、ほとんど手に入らなかった(それでもパンフレットだけは…はい)。
「通販で買えばいいじゃん」
って気楽に言ってくれる人も多いけれど、その通販ですら、手に入らなかった……または、上映期間中にハマった人には、手に入りづらかったんじゃないかと思うのですよね……あとは価格帯、かなぁ……
そのうちに、DVDが発売されると思いますが、その時に、また何か出てくれる、もしくは再販してくれることを、ちょっとだけ、期待しております。

なんやかんやいって、やっぱり『あぶない刑事』は、自分の「青春時代」の大事な作品。今でも大好きだし、これからもずっと、ココロの中で追いかけていく作品でしょう。

タカとユージは、自分たちが過ごした、ヨコハマという街で、ゆっくりと(たまには激しく)、これからも暮らしていくんじゃないのかなぁ。
そして、いつか、彩夏ちゃんが、ふたりのところへひょっこりと顔を出してくれる時があって……とか、想像しちゃう(笑)そこに、カオルちゃんと透くんが加われば、なんだか、また新しいことが始まっちゃいそう……

本当に、楽しい作品!
令和の時代、世知辛い世の中、生きづらい世の中だけれど、タカとユージに再会できて、本当によかった~!