抄録は閃きの中で!
んなわけがない。科学というものは連続性で成り立っており、過去の点をつなぐ作業である。そして点と点を紡いでいくとまた新しい発見がいつか生まれるのかもしれない。
アップルで活躍したスティーブ・ジョブズは点と点が繋がるが、何が繋がるか分からない、だからいろんな経験がいつか役に立つかもしれないという。役に立つとかではなく役に立つのかどうかわからないものを繋いでいくのではなくて必然的に迷走してぶつかって、そこで繋がってしまうのだ。当たるかどうかわからないくじを引かされていて、最初から当たりが分かるようなものではない。そんなものは誰でも思いつくようなもので自分でやる必要はない。もっと誰もしない点と点をつなぐのが科学の発展につながるのである。
というわけで自分の過去の経験と科学の物差しを厳密に混ぜ合わせて学会の抄録ができたとさ。連想と雑談と遊び心がここにない何かを繋いでくれる。そんな世界がまだまだ無限に広がっている。