119回医師国家試験をやってみた
自分が受けたのはいつのことか・・・臨床医が勉強しないでどの程度国家試験問題を解けるのかチャレンジを地味に続けているが118回、117回は忙しくてやっていなかったので2年ぶりのチャレンジをした。自分が受けた時は一般も必修も96%くらいできて合格だった(奇跡!)。
ただ普通に解いても学生さんたちに比べるとアドバンテージがある(のか?)という前提で、現場に即して一目見て方針を立てて回答するという縛りプレイにした。公衆衛生や小児・産科のデメリットはハンデということで合格点を取れなかった時の言い訳に不期遭遇があり得るので知っていた方がいいという前提で知識なしで回答した。その結果、試験時間は各科目20-40分程度となった。
まずA問題を解いた。まずい・・・できてない・・・。どうなっているんだこれは!!ああ、小児科と産婦人科はともかくうっかりミスが多い。7.4割。まあしかしそれも実力。現実ではうっかりミスでリカバーできないことは許されない。厳しくいこう(ミスがなくても8割ちょい程度しか取れていない)。
B問題をやって必修ぽかったのでE問題も解いてみた。流石にこれはできるがめんどくさい問題はパスして×にしておいた(A問題で心が挫けかけていた)。
C問題は何とか8割確保。8割か〜。A問題のことを考えると頑張ったのかな?そしてDとFも8割(もうそろそろだれてきてどうでもいい)。臨床医としては不本意な出来のような気はするが公衆衛生と小児科、産婦人科は触れることがなさすぎて難しい。なんとなくやっていたことはうろ覚えがある。何はともあれいい勉強になった気がする。
ボーダーはなんとか超えたっぽいので今回も一応、合格ということで。116回、115回は結構ギリギリだったので日々の仕事を頑張っているということかなあ。
*小児科、産婦人科は関係なさそうな科でも無関係ではいられない。救急車でおよそ出産とは関係ない主訴で運び込まれた野良妊婦(検診未受診)が出産したりなどという出来事もある(施設による)。産科医がいない病院にも関わらず、である。アプガールスコアも急いでつけないといけないのである。NICUに転送などもしなければいけないかもしれないのである。