クールJAPANをnoteで45★ アイドルを刺したファン・・・もとい!犯罪者に生まれる心理状況とは?
毎度おなじみ、Wind.でございます。
声優の水谷優子さんの訃報が入りました。
長寿アニメの声優さんの交代は、制作者が一番考えている部分だと思います。ドラえもんが大山のぶ代さんのあとは5人一斉に交代しましたし、サザエさんは磯野家の登場人物が1人ずつ交代されています。それにしても突然お亡くなりになられたことには寂しさを感じますねぇ。
昨日のりょうちゃんコラムからバトンを受け取った僕。楽しいことを書きたかったのですが、こちらのニュースに触れないワケにはいきません。
21日午後5時5分ごろ、東京都小金井市本町のイベント会場入り口で、アイドルとして活動している20代の女性が男に刃物で刺され、意識不明の重体となった。警視庁は傷害容疑で住所・職業不詳、岩埼友宏容疑者(27)を現行犯逮捕した。「刺したことは間違いない」と容疑を認めているという。捜査関係者らによると、イベント会場では同日午後7時から、歌手など5組が参加するライブが予定されていた。女性は出演者の中の一人で、観覧に来ていたファンとみられる岩埼容疑者に数十カ所をナイフで刺され、病院に搬送された。
容疑者を「ファン」と呼ぶな!
もはや明らかな犯罪者ですし、極刑に値すると思います。被害に遭われた女性の方には一命を取り留めていただき、一日も早い回復を祈ります。
最近、こういう話を耳にすることが増えたと思います。なぜ、ファンから加害者に変貌するのでしょうか?かつてアイドルの現場に通っていた僕の視点からお話したいと思います。
まず、今のアイドル現場には一つの特徴があります。
「アイドルとファンの距離が近い」
ファンからしてみれば、好きなアイドル(推しメン)が近くにいることに嬉しさを感じます。しかしそれは本人のみではなく「推し被り」と言われる他のファンとの競争にさらされることになります。
AKB48劇場や地下アイドルの現場では「1人対みんな」ではなく「1対1」が成立しやすい環境にあります。推しメンと目が合ったり、対応が良かったりすると満足感を得られやすい反面、推しメンが冷たかったり自分以外のファンへの対応が良かったりすると、反対に劣等感に襲われます。
個別握手会やSNSの普及でファンが受ける優劣感や優劣の差も極端になってしまいました。そしてアイドルとファンとの距離が近くなったということは、不満や過激な言動を実行してしまうリスクが高くなってしまったのです。
やがて、ファンが愛している対象が「アイドル」ではなく「一人の異性」だと思い込んでしまい無理な要求をする者が増えてしまっています。
今から2年前の2014年5月25日、岩手県で行われたAKB48の握手会会場で当時24歳の男性がAKBメンバーを襲撃した事件がありました。この容疑者は「誰でもいいから殺したかった」と供述しています。これはAKBの握手会が生み出したシステムの穴が狙われたものです。
今回捕まった容疑者の動機は現時点ではっきりしていませんが、小規模なイベント会場であるがゆえ、被害者またはそれに関係した事柄を愛していたのではないかと勝手ながら推測します。
このような犯罪をゼロにするためには、厳重な警備を行えるようにしてアイドルとファンとの距離を遠ざけるしかありません。そうなると地下アイドルの魅力が薄れますが、これはやむを得ないのです。
以上が私見です。アイドルとファンの関係について、皆様はどのようにお感じになりますかね?
次回は・・・りょうちゃんです。
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