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玉石混交だからこそ、良いものを讃える意味がある──読んで良かった(2022年1月10日版)
最近読んで良かったものを徒然なるままに挙げてみます。どれも大変面白かったです。著作に関わられた皆さん、そして、これらの存在に気づかせてくれた皆さん、ありがとうございます!
■ tech
◎ シェルスクリプトの安全tips
はてなのブコメにもあったけれども、bashスクリプトの先頭には
— 高梨陣平 (@jingbay) December 28, 2021
#!/usr/env bash
set -euo pipefail
これを入れましょう。変数の未設定での実行が阻止されます。
京都大学学術情報メディアセンターのファイル消失事故の原因となったことで、シェルスクリプトを安全に使うためのtipsに注目が集まりました。私もすっかり忘れていたので、このツイートで再確認できました。ありがとうございます!
◎ 第3フェーズを歩み始めたトレジャーデータのビジネス戦略
世の中的には経済が停滞した面もありますが、SaaSはほとんどの企業が成長を加速しています。これは、顧客の行動がデジタル化しているため、デジタルチャネルで勝ち残っていくことが、企業の存亡に関わっているためです。
これまでCDPというと、マーケティングのユースケースが多くを占めていましたが、われわれは概念を拡張して、「あらゆる顧客ジャーニーのタッチポイントでデータを使って顧客をもてなしましょう」という提案をしたいと思っています。
理路整然とはこういうことか、というぐらいに明解。トレジャーデータはずっと注目してるけど、さすがという感じ。本当に示唆に富んでる。
◎ 難解な物理・数学を解説。博士課程からYouTuberへの転身を聞く
「ユーチューバーという不安定な道に進むことへの不安や周囲の反対などはなかったのでしょうか」と尋ねられたことへの回答がふるってる。
研究者を目指すことは安定した道ではない。任期のないポストに就けるのが30歳を超えてからということも珍しくない。自分の中では研究者かユーチューバーという分岐があった感覚ではなく、連続性の進路を進んだ結果が今だと感じている。大学に所属していないだけで、何も変わらないというのが本音だ。
■ Others
◎ バズった「すしざんまい」美談 「ソマリア海賊消滅に貢献」の裏側
「プレジデントオンライン」が掲載した記事が「事実と異なる」として、編集部が公開を中止した件について、話の大元である「すしざんまい」に取材した記事。本来であれば、こういう検証は、プレジデントオンライン編集部がやるべきことではと思ったり。
【お詫び】当方で12月23日に配信した記事「ソマリアの海賊をあっという間に消滅させた"すしざんまい社長"の声かけ」は、内容が事実と異なるため削除しました。本件が「ハーバード・ビジネス・レビュー」に掲載された事実はありません。掲載前の事実確認が疎かでした。お詫び申し上げます。
— PRESIDENT Online / プレジデントオンライン (@Pre_Online) December 24, 2021
お詫びもいいけど検証もね。
《Postscript》
「コンテンツの黄金サイクル」が広がるといいな、の小さなステップとしてアウトプットを続けています。まだまだ油断ならないけど、少しずつ「続け方」が分かってきた感じ。