手を動かさずに済ませる方法はない──読んで良かった(2022年1月21日版)
最近読んで良かったものを徒然なるままに挙げてみます。どれも大変面白かったです。著作に関わられた皆さん、そして、これらの存在に気づかせてくれた皆さん、ありがとうございます!
※記事の掲載順に意味はありません。
■ tech
◎ 18~100WまでのUSB PD充電器を徹底検証!出力が違うとノートPCの挙動はどう変わる?11機種を総当たりチェック
私が信頼する書き手の一人、山口真弘さんによるUSB PDアダプタと、ノートPC本体の挙動を調べた記事。USB PD対応のノートPCを使う人は必読かも。
興味深いのは、最大よりも小さい電力を供給したときのノートPCの挙動。たとえば、13インチMacBook Proだと、
となるが、ノートPCによっては、供給電力が小さいとまったく給電されなかったりするみたい。カタログ等には、なかなか記載されてない情報なので、こういう実機テストは貴重ですね。素晴らしい。ありがとうございます!
◎ シリコン量子ビットで高精度なユニバーサル操作を実現 -誤り耐性シリコン量子コンピュータの実現に指針-
このニュース、最初は一般のニュースサイトで見かけたのですが、一般向けに(?)詳細がバッサリとそぎ落とされていて何だか良く分からなかったので、結局、理化学研究所のプレスリリースを読むことに。
昔は、プレスリリースは報道機関しか入手できなかった(場合によっては、一部の報道機関だけだったり)のですが、今はWebサイトで公開されるのが普通です。なので、今回のように、報道に物足りなさを感じたら、一読者でも、さくっとネタ元にアクセスして、詳細を確認することもできるようになりました。素晴らしい。
プレスリリースも、最終読者を意識したものになっていくのかも。
◎ RubyがWebAssemblyのWASI対応へ前進。ブラウザでもサーバでもエッジでもどこでもWebAssembly版Rubyが動くように
この開発を実際に進めているkatei(Yuta Saito)さんに取材してコメントをとってるところは、さすが。大変参考になりました。
■ Others
◎ 東大理三に現役合格のちインカレ優勝の内山咲良。「誰もやったことがないことをしてみせたい」と励んだ文武両道
よくある「すごい人」の話かと思ったら、さにあらず。いや、すごい人には間違いないんだけど、凡人にも刺さる至言がいくつも。
これは、三段跳びの技術的な課題を克服するプロセスについて言及した部分。「自覚と客観のすり合わせ」から「自動化」するという流れは、スポーツ以外でも通じるものがある気がします。
そして、最後に語った「メッセージ」が、また良かった。
私も頑張ろう。
《Postscript》
「コンテンツの黄金サイクル」が広がるといいな、の小さなステップとしてアウトプットを続けています。