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山下憲治さん、電気通信と私、カーリングの謎──読んで良かった(2022年3月1日版)
最近読んで良かったものを徒然なるままに挙げてみます。どれも大変面白かったです。著作に関わられた皆さん、そして、これらの存在に気づかせてくれた皆さん、ありがとうございます!
■ tech
◎ 34歳がんで逝った編集者がネットに刻んだ15提言
インプレスの名物編集者だった山下さんのことを綴った記事。
「Ken's Home Page」というホームページがある。34歳の若さで亡くなった編集者・山下憲治さんの個人サイトだ。
山下さんとは、アスキー(という昔あった出版社)で一緒でした。山下さんは書籍編集部で、私は雑誌編集部(月刊スーパーアスキー)だったので直接の接点はなかったのですが、私があちこち出入りしていた関係で、いつの間にか顔見知りに。
その後、山下さんがインプレス社の創立に参加した後も、取材先で顔を合わせる機会が度々あり、いろんな話をさせてもらいました。ある年の東芝の賀詞交換会の帰りに何故か長話になり、メールマガジンについて熱く語っていた姿は今でも鮮明に覚えています。メールマガジンを(プレ)創刊した直後なので、たぶん1996年初頭でしょうか。懐かしく思い出しました。
◎ 電気通信と私
(Full Disclosure:この記事を書いている2022年1月現在、風穴はIIJの技術広報をお手伝いする仕事をしています)
IIJの竹﨑友哉さんによる「電気通信との馴れ初めからこれまで」を認めたコラム。
私と電気通信(ここではthe Internet)との初めての関わりは、正直な話気づいたら使っていたという記憶しかなく、
NTTドコモのiモード開始の前日に生まれたということなので「気づいたら使っていた」というのは、そうかも。
竹﨑さんの趣味は「インフラ歩き」。
インフラ歩きでは、全国の電気通信に関連する史跡や施設を訪れたり、マンホールや示名条片などの収集を行ったりしている。
「インフラ歩き」については、IIJエンジニアブログに詳しいです。こちらも面白いので、お勧め。
■ Others
◎ 「最もミステリアスなスポーツ」カーリング 石が曲がる原理わからず
カーリングのストーンが曲がる原理が、実は今でも定説がないという記事。
回転した石の片側の氷が少し解けるため、薄い水の膜ができて、その方向に曲がるという見立てもあるが、定説はない。
なんと。机の上のコップを回転させながら滑らせると、回転方向と曲がる向きは、カーリングのストーンとは逆になるとのこと。すなわち、カーリングのストーンが曲がる原理は、机の上のコップとは違うということになります。氷の上だからなのか、あるいはカーリングのストーンの重さ(20kg!)も関係しているのか。興味深い。
《Postscript》
「コンテンツの黄金サイクル」が広がるといいな、の小さなステップとしてアウトプットを続けています。