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Open Source Peer Bonus、Clipy、虚弱な身体、リベルベ──読んで良かった(2022年2月18日版)
最近読んで良かったものを徒然なるままに挙げてみます。どれも大変面白かったです。著作に関わられた皆さん、そして、これらの存在に気づかせてくれた皆さん、ありがとうございます!
■ tech
◎ Open Source Peer Bonus Program
Googleが行っているオープンソース活動支援「Open Source Peer Bonus Program」の公式サイト。
特徴的なのは、ソースコード開発に限らず、幅広い貢献にも目を配っている点。
It takes many skill sets to create open source software and historically the spotlight has focused on developers. We encourage Googlers to nominate all types of contributors, including:
Technical writers
User experience and graphic designers
Community managers and marketers
Mentors and educators
Front- and back-end developers
Ops and security experts
素晴らしい!
過去の受賞者は、以下のところで公開されています。
◎ Clipy:macOS スニペットアプリ
OSSとして開発されている、macOS用のクリップボード拡張ツール「Clipy」。ライセンスはMIT。
ショートカットキーで自由にメニューを呼び出すことができ、いつでもクリップボードの履歴を参照できます。
また、スニペットとして定型文を登録しておくことで、いつでも定型文をペーストできます。
個人的には、同種のツールとして「Pastebot」を使っていますが(選択に特に理由はないのですが)。こういうのもあると知ることができました。ありがたい。
■ Others
◎ 虚弱な身体が、人生を作ってきた。⑥
島根県の石見に在住の紙織物家、山内さんが、ご自身のことを振り返った記事シリーズの第6回。なかなか希有な経験をされてきたことを、気負いなく静かに綴っているのが印象的でした。
いつだって思い通りの展開にならないし、突拍子も無い衝動に駆られたりするけれど、だからこそ面白い。そのときは苦しくても、面白い展開に、なる。
人生ってそれだけで良んです。
生き続けると、自分も、それを取り巻く環境も、ちょっとずつ変わっていく。ただ生き続けて、それを見届けるだけ。
何かを変えようとしたり、ましてや成し遂げたりする必要などありません。
特にこの部分が心に残りました。ただ生き続けよう、ただ書き続けよう、という思いを新たにしました。ありがとうございます。
◎ 社長失踪、負債59億円で「全店閉店」のパン店が復活。新オーナーに“計画倒産説”を直撃
神奈川県ではお馴染みのベーカリーチェーンだった「ベルベ」が経営破綻した後、元従業員らが新会社を設立して再出発した経緯を取材した記事。新会社の社長にインタビューして生の声を引き出しています。素晴らしい。
私自身、横浜市にあったベルベの店舗には、週に1回は立ち寄るほど愛用していたので、気になっていました。
新店舗の名前は「リベルベ」。
――リベルベを開店してみて、売上や客数はどうですか?
小嶋 亮さん(以下、小嶋):予想以上の反響をいただいています。朝焼いた分がお昼に売り切れてしまうので、当初は一度お店を閉めて製造し、午後に営業再開するほどでした。
――ネット上では一部、「計画倒産だったのでは?」との憶測も飛んでいます。
小嶋:倒産の経緯はお話したとおりで、計画倒産というのはまったくの事実無根です。私どもとしては、どこをどう調べてもらっても構いません。
この記事を書いた阿形美子さんは、聞きづらい内容のことも、きちんと質問をぶつけていますし、新会社の社長となった小嶋さんも、それに対して誠実に答えてくれていて、ベルベ騒動について知りたかったことがすべて明らかになりました。素晴らしい。ありがとうございます。
《Postscript》
「コンテンツの黄金サイクル」が広がるといいな、の小さなステップとしてアウトプットを続けています。