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Omni Roadmap、カーリング、常呂町──読んで良かった(2022年2月27日版)

最近読んで良かったものを徒然なるままに挙げてみます。どれも大変面白かったです。著作に関わられた皆さん、そして、これらの存在に気づかせてくれた皆さん、ありがとうございます!

■ tech

◎ Omni Roadmap 2022

Omni Group社の2022年ロードマップについての公式ブログ記事。

we generally focus the majority of our energy on one product at a time. Right now, that focus is on the upcoming OmniFocus 4.

(記事より)

2022年は、OmniFocus 4の開発に特に注力するようです。すでに7000人以上の規模でテストを行っているそうなので、今年中に登場することになるのかも。OmniFocus 4は「Universal product」──すなわち、1回購入すれば、iOS、iPadOS、macOSのすべてのプラットフォームで利用できる──としてリリースされる予定だそうです。期待大。

あと個人的には、

We will continue to make the Omni Automation API richer and more powerful across all of our applications.

(記事より)

こちらも気になっています。楽しみ。

■ Others

◎ カーリング決勝に導いた敏腕コーチの慧眼 スイスから違和感「本来のスタイルではない」

北京で開催されていた冬期オリンピックのカーリング女子、準決勝で、日本がスイスに勝った勝因を伝える記事。

私たちのショット率と彼女たちのショット率を見比べると彼女たちは今大会は本来のチームのスタイルではないスタイルをとってきていると、JDコーチが気付いてくれて、

(デイリースポーツの記事より)

なるほど、そんな背景があったとは。

たとえばですが、

スキップの藤沢五月は前日のスイス戦でミスを連発したが、この日はスーパーショットを連発。

(中略)

――スーパーショットがあった。
「まず、昨日のミスから、ショットに対する自信はなかったけど、どういうふうに投げたらいいか、ちなが声を掛けてくれて、自信がなくても投げられる状態をチームがつくってくれて有り難かった。

(スポニチの記事より)

スポニチのような記事しか読んでないとすると、受ける印象は大きく違ってしまいますね。もちろん、コーチの戦略があった上で、チームとしてメンバーのメンタルをケアできたのが勝利に繋がったのでしょう。どちらか一方ということではなく。

それにしてもこの試合、見ていて痺れるシーンがいくつもあり、カーリングという競技の面白さを存分に見せてもらいました。同時に、外から見ているだけでは分からない要素がまだまだたくさんあって、奥深い競技なんだとも気づかされました。

まったく個人的な好みなのですが、山際淳司さんの「スローカーブを、もう一球」のような文章で読んでみたいかも。

◎ 42年前、酒屋はカーリングと恋に落ちた 町が「聖地」になったワケ

カーリングの日本代表チーム、ロコソラーレを生んだ北海道常呂町のサクセスストーリー。

なぜ、常呂町はカーリングの「聖地」になったのか。

(記事より)

今から42年前に、北海道が姉妹友好提携を結んでいるカナダのアルバータ州から、カーリングの元世界王者が来道して、北海道各地で講習会を開いたのが、すべての始まり。この講習会に、常呂町で酒屋を経営していた小栗さんが、たまたま参加したことで、常呂町とカーリングの縁が始まりました。

タイミングの妙と、初めから意図していたわけではない「たまたま」の掛け合わせで、その後の歴史が大きく動いていくという、心躍らされるストーリー。読後はポジティブな気持ちになります。

個人的にこういう話が大好きなのは、私自身が「予想外」の人生を歩んできたからかも。


《Postscript》
コンテンツの黄金サイクル」が広がるといいな、の小さなステップとしてアウトプットを続けています。

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