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ビデオカメラの歴史、COVID-19後遺症の怖さ──読んで良かった(2022年2月12日版)
最近読んで良かったものを徒然なるままに挙げてみます。どれも大変面白かったです。著作に関わられた皆さん、そして、これらの存在に気づかせてくれた皆さん、ありがとうございます!
■ tech
◎ 気がつけばフェードアウト? ビデオカメラの歴史を振り返る
小寺信良さんによる、ビデオカメラの歴史を振り返る記事。さすがの小寺さんで読み応えがありました。ありがとうございます!
民生用ビデオカメラは、日本が圧倒的大差で世界をリードした分野だった。国内の家電メーカーは、ほとんどビデオカメラに参入した。パッと思いつくだけでもソニー、パナソニック、キヤノン、JVCケンウッドはかたいところだが、シャープ、日立製作所、東芝、三菱電機、三洋電機も過去に製品があった。
そうそう、そうでした。
懐かしい話が満載ですが、特にシャープのインターネットビューカム「インターネットビューカム VN-EZ1」は、自分でも購入したので思い出深い。これが発売された1999年当時は、撮影した動画を気軽に共有する手段がなく、手元にも当時の動画が残ってないのは残念。
インプレスのPC Watchのサイトに、山田久美夫さんのレビュー記事が残ってました。素晴らしい。
■ Others
◎ 「軽症で回復したはずだった」コロナ後遺症の深刻な実態
共同通信の記者、秋田紗矢子さんが、自らの後遺症体験を綴った記事。サブタイトルに「1年以上苦しみ、今なお治らない記者の記録」とあるように、この記事が書かれた時点でも、後遺症に苦しめられているとのこと。
ご自身の辛い経験を記事にすることは、さらに辛いこともあったかと思います。貴重な経験を公表、共有してくださった勇気に感謝します。ありがとうございます!
体の痛みで座っていられずにのたうちまわり、ひどい倦怠感で日常生活がままならない時もあった。仕事も長期の休職を余儀なくされた。治療である程度は改善したものの、今も本調子にはほど遠く、再び悪化するかもしれない恐怖と闘う日々だ。
新型コロナウイルス感染症に後遺症があるということは、ニュースなどの報道で聞いていましたが、この記事を読んで、ここまで大変なことになるのかと認識を新たにしました。
コロナの後遺症に詳しいヒラハタクリニック(東京)の平畑光一医師によると、後遺症が悪化して筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)に移行し、寝たきりになるケースもあるという。
記者も診察を受けると「そのままでは寝たきりになる。絶対安静」と言われた。しばらく休職することにした。
このクリニックを訪れた人のうち、仕事を持っていた人は1832人(昨年12月18日時点)。うち736人が休職したという。時短勤務などを含めると、3分の2が仕事に影響が出ているとも聞いた。
後遺症の症状の大変さも想像以上でしたが、後遺症が出た人、後遺症によって休職を余儀なくされた人の多さにも驚かされました。
記事を書かれた記者の秋田さんは、治療を経て、2021年11月末に職場復帰を果たされたそうです。
11月末にようやく仕事復帰を果たした。予想通り、初日から倦怠感がぶり返した。
アドバイスを守り、すぐに横になったりして調整しても、やはりだるさと体内で炎症が起きているような不快感が襲う。このまま仕事を続けたら、また階段を転げ落ちるように一気に体調が悪化するのではないか。そうなると回復までさらに1カ月以上かかるのではと、怖くなった。
幸い、そうはなっていない。それでも「このまま仕事を続けても大丈夫か」と自問自答を繰り返す綱渡りの日々は続いている。
職場復帰したとはいえ、まだまだ後遺症の影響は続いているようで、今のところ上手に付き合っていくしかないようです。そんな中で、この素晴らしい記事を書いてくださったことに頭が下がります。ありがとうございます。
《Postscript》
「コンテンツの黄金サイクル」が広がるといいな、の小さなステップとしてアウトプットを続けています。まだまだ「毎日更新」のコツが掴めず藻掻いています。