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WebVM、フォルダ、Cotowaliと動物逃亡訓練──読んで良かった(2022年2月9日版)

最近読んで良かったものを徒然なるままに挙げてみます。どれも大変面白かったです。著作に関わられた皆さん、そして、これらの存在に気づかせてくれた皆さん、ありがとうございます!

■ tech

◎ Webブラウザーで「Debian」Linuxが動く! WebAssembly製のx86仮想マシン「WebVM」

WebAssemblyベースのx86仮想マシン「WebVM」が公開された、という記事。

Webブラウザーでx86仮想マシンを実行するソリューション「WebVM」が、2月1日に公開された。Linuxディストリビューション「Debian」のバイナリをそのまま、WebAssemblyで動かしているという。

(記事より)

原理的にそういうことも可能だと分かっていましたが、いざ実現されると、やっぱり驚きというか、すごいと感じますね。本当にすごい時代になったものです。

Webブラウザが、今後どうなっていくのか、非常に楽しみです。

◎ Windowsにおけるフォルダーとディレクトリとは

塩田さんの記事。目の付けどころが、さすがという感じ。

Windowsにおいてフォルダーとは、「仮想フォルダー」(Virtual folder)と「ファイルシステムフォルダー」(File system folder)からなるオブジェクトであり、ディレクトリとはファイルシステムフォルダーのみを指すオブジェクトだ。

(記事より)

当時、Windows 95の記事も結構書いていたのに、すっかり忘れてました。

Windows 95では、COM技術を使った「コンポーネント」(オブジェクト)が、OSの機能ブロックとして採用され、コンポーネントを追加していくことで機能拡張もできるようになった。このときに、エクスプローラーもCOM技術を使って機能拡張ができるように作られ、その仕組みの1つとして「仮想フォルダー」機能が組み込まれた。

(記事より)

そうそう、そうでした。

なのでWindows 95では、いわゆるファイルブラウザの「エクスプローラー」と、Webブラウザとしての「エクスプローラー」(Internet Explorer)があり、実は、ファイルブラウザの「エクスプローラー」でも、HTML表示が可能だったりしました(通常はファイルパスを入力するエリアに、HTMLファイルのパスやURLを入力する)。名前がややこしいなと思った記憶がありますが、そもそも内部機能的に同じなので、同じ名前になっていたのでしょう(たぶん)。

◎ 静的型付きスクリプト言語 Cotowali

「静的型付け」のスクリプト言語「Cotowali」。シェルスクリプトへのトランスパイルとして実装されています。

ちなみに、Cotowali はあくまでシェルスクリプトをバックエンドに使う新規のスクリプト言語であり、シェルスクリプトに型をつけるものではありません。

(記事より)

なるほど。また、型付けも、

静的型付けではありますが、型システムはごく簡易なものです。強い型付けによる強力なサポートではなく、ケアレスミスの防止のような補助的な用途を目的としています。

(記事より)

だそうです。2021年度の未踏に採択されたプロジェクトで開発が進められています。担当PMは竹迫さん。面白そう。

■ Others

◎ ズーラシアの動物逃亡訓練(ツイート)

横浜市の動物園「ズーラシア」(正式名称は「横浜市立よこはま動物園」)で、動物が逃げ出した想定で行われた訓練の様子を伝えるツイート。

そういう訓練はやってるんだろうなと思っていましたが、実際に行われている様子を見たのは初めて。写真がユーモラスなのも含め、楽しませてもらいました。普段からの訓練、大事。


《Postscript》
コンテンツの黄金サイクル」が広がるといいな、の小さなステップとしてアウトプットを続けています。


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