MilvusVisor、OSS活動、whris、支援の意味──読んで良かった(2022年2月22日版)
最近読んで良かったものを徒然なるままに挙げてみます。どれも大変面白かったです。著作に関わられた皆さん、そして、これらの存在に気づかせてくれた皆さん、ありがとうございます!
■ tech
◎ MilvusVisor
理化学研究所の計算科学研究センター(RCCS)が公開した、ARM64(aarch64)上で動作するthin-hypervisor「MilvusVisor」。開発言語はRust。面白そう。
◎ Web制作者が稼ぐためのOSS活動してたらStripeからの支援が決まった話
榊原さんがOSS活動をするようになった経緯と、それを業務としてやれるようにしたhackについて。とても面白かったです。ありがとうございます!
ご自身のOSS活動は「高尚なものではない」として、
と言います。「おすそわけ」という、カジュアルな感じが良いですね。そして、こうしたOSS活動を「お仕事」にするhackとして、
とのこと。委託する業務の中に組み入れて、しっかりお金をいただいてOSS活動をするというのは、目から鱗でした。そのOSS活動の結果が発注元のメリットになるので、win-winの素晴らしい形。面白い。
OSS活動を敷居が高いと思っているすべての人に読んでもらいたい記事でした。
◎ サイトがどこのサーバーで動いているか一発でわかるコマンド作りました
FQDNから、サーバの情報(ネットワーク管理者、IPアドレス、国名など)を表示するコマンドを作った話。
ということで、これを1回実行するだけで実現するコマンドをGo言語で自作したとのこと。ありそうでなかったコマンド。面白い。
■ Others
◎ 小平奈緒の所属先・相沢病院の相沢孝夫理事長、13年の支援は「意味があってするものじゃない」
スピードスケートの小平奈緒選手の所属先、相沢病院の理事長にインタビューした記事。
病院が(小平奈緒選手を)支援する意味は何かと問われたときの答えは、こうでした。
素晴らしい。企業がtechコミュニティ活動をサポートする際にも、この考え方は通ずると思うのです。
《Postscript》
「コンテンツの黄金サイクル」が広がるといいな、の小さなステップとしてアウトプットを続けています。