【就農3年目】大型店にどう対抗するか...etc
風の丘ガーデン発案から足掛け2年かかって2016年3月ようやく風の丘ガーデンをオープンさせることができました。その当時は国も6次化をプッシュしていて個人事業主でも補助を運よく受けることができました。現在は法人限定です...
農業と補助金というのは切っても切れない関係です...残念ながら。
この問題についてはまたの機会に譲るとして...
*オープン当初ANAモニターツアーにて
営業日と人員の問題
それまでの花き生産のスケジュールとしては月曜日~水曜日出荷だったので、オープン日は木・金・土曜日に限定するという方針を取りました。
日曜日オープンも考えたのですが、生産と兼ねるとどうしても休みが取れないので、なくなく日曜日はお休みにしました。
人員も家族で回すのか、初めからキッチリ人を入れてサービスを充実させるのかはとても悩ましく、ここは行き当たりで家族で回す選択をしました。
資金に余裕があるなら、初めからお金をかけて人員を増やせばいいと思うし、ゆっくりじっくり運営するならば、現状の人数で対応すればいいと思います。
ただ、営業日については現在日曜日以外をオープン日としているので、「木・金・土」から「日曜以外」を周知させるには時間がかかりました。
初めから裾野を広げて広い顧客層を対応するのか、顧客層を絞ってリピーターを増やすかはそれぞれだと思います。
ウチは後者を選択し、少しずつですが認知度を高めていきました。
そして2021年現在、本当に植物が好きな人、値段うんぬんよりも「価値」を見てくれる人がお客さんとして残ってくれている印象があります。
大型店にどう対抗するか?
個人店、小規模店にとって切っても切れない問題ですが、ウチには「オープンガーデン」という武器があります。
オープン当初は母の趣味のガーデンであり、植物もまだまだ大きくなっていなかったので武器とは考えていなかったのですが、ガーデンが成長するにつれ、これは最大の武器であることに気づきました。
お客様がガーデンに植栽されている植物を見て、その植物パフォーマンス(株張り、背丈、耐暑耐寒性、一年草/宿根草/多年草/)を実際に見ることにより、値段に納得して買えるという花屋はそうそうありません。
◎一年草・・・花壇苗に多く、1年で枯れて無くなる植物。(パンジー,etc...)
◎宿根草・・・大体の植物が春に花をつけ、冬に地上部が枯れるが、根は生きているため、翌春芽吹く植物。(チョコレートコスモス,コレオプシス,etc)
◎多年草・・・周年通して枯れない植物(クリスマスローズ,etc)
何を買えばいいか困っているお客様がいれば、ガーデンを見ながらの植栽のアドバイスもできるので、とても喜ばれます。
大型店にはできない「お客様の悩みをケア」をする事により、少しずつ少しずつリピーターを増やしていく事ができました。