俳句を詠んでみた(十三夜)
十三夜月に見立てし灯しかな
(じゅうさんや|つきにみたてし|ともしかな)
傍らをひとつ空けたり無月の座
(かたわらを|ひとつあけたり|むげつのざ)
雲の間から少しは月がみられるかなと待っていたが
とうとう雨になってしまった
十三夜ちひさな客へ緋座布団
(じゅうさんや|ちいさなきゃくへ|ひざぶとん)
市松人形も十三夜のお客さま
紫の着物と赤い座布団を縫ってあげた
もう大人になった私に母が買ってくれた人形
小さいころ紙人形や手作りの人形で遊んでいた私を
母はずっと忘れなかったのだと思う