システム手帳の「手帳システム」で、手帳が外部脳になる。
インスタに「バインダーから外したリフィルはどうやって管理してるの?」と質問をいただいたので、そのへんのことを書いてみましょう。
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実はこれ、大きなテーマなんです。システム手帳は、それ単体ではシステムたりえません。書いたリフィルを管理する「手帳システム」を構築して、初めてシステム手帳はシステムとして稼働するのです。
フローのリフィルは10日後に保管バインダーに移す
私のシステム手帳のリフィルの使い方は「フロー」と「ストック」の2種に分かれます。
フローは、縦書き。見開きで1日管理するリフィルです。時系列で自動的に流れていくからフローです。
10日を過ぎれば保管用バインダーのウィンチェスター「もどき」に移します。それまでに、書いたことを見返して、重要なことはworkflowyかツェッテルカステンに転記します。
1年分の1日管理リフィルを製本する
1年分の1日管理リフィルがたまれば、製本します。
以前は和紙で表紙を作ってましたが、時間がかかりすぎるので最近は背表紙を木工ボンドで固めるだけ。詳しい作り方はいつか記事にするかも。
2022年分、手を抜いたのでページがよく抜け落ちます。そのたびにボンドで接着してます。
ストックは書き直したら保管する
いっぽう、ストックのリフィル。ミッションステートメントや、それを補強するメモです。横書きで、裏面は記入しません。
これらは長期間、バインダーにおさまっています。気づきを赤で入れ、書き直すと、古いほうのリフィルは外して保管用のブレイリオに移します。
このブレイリオはブログ読者からプレゼントしていただいたもの。コードバンが美しい。大事に使ってますよMさん。
書き直し済みの古いストックのリフィルは、たまに見返すとおもしろいのです。ミッションステートメントという重要な文章を、長期間にわたって赤入れし続けた痕跡が残っているから。
すでに出涸らしのはずなのに、読み返すと新しい発想がわくことも少なくありません。
ツェッテルカステンの箱を作りたい
もうひとつ、ストックのリフィルがあります。ツェッテルカステンです。
これは、書いたら机の上に積んでます。見返して、おもしろそうなところを抜き出して、バインダーにはさんでいます。
そろそろ机の上に置くのは限界なので、ツェッテルカステンのための箱を作ろうと考えています。
「本棚に入れたら見返さない問題」をDay Oneで解決
保存用のバインダーに移す。製本する。本棚に入れる。すると、見返さなくなります。
これを解決するのがMacやiPhone、iPadの日記アプリDay Oneです。リフィルの写真を撮ってDay Oneで管理するのです。
Day Oneはさまざまなかたちの記録を残せます。それらをユーザーに見返させるUIが秀逸です。製本の手間は省いて、最終的なリフィルの管理はDay Oneにしようかと考えています。
自分だけの「手帳システム」を構築しよう
システム手帳に加えて、保管用バインダー、製本、ツェッテルカステン。
Mac、iPhone、iPadのworkflowyやDay One。
それらがそろって、私のシステム手帳の「手帳システム」が回っています。
システム手帳はそれ単体でも楽しい道具ですが、システムとして運用すると本当に手放せない、脳の一部のような存在となります。
手帳システムの構築には長い時間を要しますが、やってみる価値はありますよ。
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