幸福になるための3つの土台。1.他者とのつながり 2.仕事 3.金融。どれを持ってる? どれを目指す?
やりたいことはたくさんある。しかし時間が足りない。全部やろうとすると、全部が達成できずに終わってしまう。
だからこそ、手帳を活用して自分を知り、ミッションステートメントを作り、それに沿った「夢」を取捨選択しよう、と書きました。
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そういえば、ずいぶん昔ですが、こんな記事も書いていました。
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では、具体的に何を捨て、何を選べばいいのか。これはしんどい作業です。
小説家になる夢を選び、他のすべての夢を捨てても、それが実現するかはわからないのです。50歳になってもまだ本の一冊も出せていなかったら、後悔せずにいられるでしょうか。
何を選び、何を捨てるか。常に取り返しがつきません。選んだ後でも、何が正解だったかはわかりません。
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自由すぎるのです。
現代の日本人は、かつて人類が享受したことのないほどの自由を得ています。この自由をどうやって活かせばいいのか、誰も知りません。だから皆、持て余します。
「手帳に書く」ことで、この暴れ馬のような自由を少しは手なずけられるのではないか。そう思ってこのnoteを書き続けているわけですが。
ここに「選ぶ」指標となる一冊の本があります。橘玲さんの著書「シンプルで合理的な人生設計」です。
これまで、私の記事に何度も登場している本です。
どうすれば「幸福」になれるのか。それがこの本のテーマです。
幸福かどうか。それって主観的ではあるのですが、それを客観的に評価できるよう、幸福の土台を、
金融資本 金融市場に資金を投じて利益を得る
人的資本 労働市場に個人の労働力を投じて利益を得る
社会資本 人的ネットワーク、共同体への帰属
の3つに分類したのがこの本のおもしろいところです。
例えば、貯蓄はほとんど無いけど地元で仲間や家族と楽しくやりながらアルバイトで食べているのなら「社会資本」しか持っていないというわけ。これを「プア充」と呼びます。
仕事ができて高収入で、恋人や友達に囲まれているなら、人的資本と社会資本を持っているので「リア充」。
高収入で、恋人や友人に恵まれ、金融資本もある。つまり3つの資本を全部持っているなら「超充」です。現実的には、これになるのは難しいでしょうけど。
3つとも持っていないなら「貧困」です。
3つすべてを得るのは不可能。2つを持てば、たとえ1つを失っても残る1つで再起を図れる。1つしか持っていないとあっという間に貧困に。だから、まずは2つを目指そうよ、と本書は説きます。
現実的でいいですね。「全てを叶えて幸せになろう」と説く自己啓発本は多いですが、そのためには時間が足りないのですから。
で、私はどれに当たるだろうと考えてみました。
金融資本、少しは投資してます。
人的資本、起業して10期目。そろそろ「ぼちぼちですね」と言えるぐらいにはなってきたか。
社会資本、愛する妻はいますが友達は少ない。
というわけで、私の資本は全部中途半端なのでした。えっ、それって「貧困」?
いや、すべてがゼロというわけじゃない。3つの資本を足して「1.5」ぐらいにはなるはず。
これを「2」にするべくがんばっていくわけですが、では何をどうがんばりましょうか?
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