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クリエイター、起業家と徹底的に伴走する! インキュベーションプログラム『SCRAMBLE』が始動!

この度、W venturesは新メンバーに椎葉圭吾(画像右)を迎えて、インキュベーションプログラム『SCRAMBLE』を開始します。年齢も経験も不問。エンターテインメント領域で起業したい、その強い意志さえあれば、誰でも応募できます!プログラムディレクター椎葉とパートナー服部(画像左)に、新プログラムの全容を聞きました。

新プログラム発表と新メンバー紹介!

——W venturesに新メンバーが加わったそうですね。

服部:はい、2021年8月に椎葉さんがジョインされました。

椎葉:椎葉圭吾(しいば・けいご)と申します。前職はIBMで、お客様の新規事業立ち上げや先進テクノロジー活用などのコンサルティングプロジェクトに従事していました。2016年からIBMのオープンイノベーションを推進するIBM BlueHubに関わり始めて、2018年からはその責任者として、コーポレートアクセラレータープログラムの企画や運営に携わっていました。スタートアップと共創することで、IBMにとって新しいビジネスを創出する取り組みです。

——ジョイン早々に新プログラムを計画中とか?

椎葉:はい、インキュベーションプログラムという、クリエイター、起業家、そして起業準備中の方が事業を立ち上げていくことを支援するプログラムです。

服部:僕らはもともとtoCサービスの中でも「スポーツを含むエンターテインメント」の領域に注力してきました。その中で起業家の卵をどう発掘していくか、いち早く良い起業家に出会うためにどう仕組化していくかという問いを立てていました。その解決策として、自分たちでプログラムを作って、起業家になる前の方々をサポートして起業をしてもらう、そこでチームアップしてもらうというインキュベーションやアクセラレーターのようなものを作るべきじゃないかという思いが生まれました。それがこのプログラムの発端です。

椎葉:このプログラムの対象は、広義の「クリエイター」や起業家としています。クリエイターと聞くと、〇〇クリエイターといった限られた肩書きの方だけのような印象があるかもしれませんが、もっと広義のイメージです。例えば、プロダクトを作るエンジニアはもちろん、アーティストも含まれます。そういった広義のクリエイターや起業家を採択し、1000万円の投資や、そこで取り組む事業テーマの探索からプランの立案まで含めてご支援していくようなプログラムを企画しています。

外資系ITから独立系VCへジョイン

——椎葉さんはどういう経緯でW venturesに?

服部:出会いは、前職のDNXベンチャーズ時代に、椎葉さんが責任者を務めていたIBM BlueHubに僕が起業家のメンターという立場で参加させて頂いたことです。少し照れくさいですが、出会った時から人としてとても尊敬していました。起業家に対して真摯に丁寧にコミュニケーションをされていたし、それがいつも変わらないので。僕はVCの立場でしたけど、起業家、VCといった周囲の人との調和をとるのが本当に上手なので、やりやすいなと思っていました。その時からぼんやりと、一緒に働けたらいいなと勝手に感じていました。

椎葉:そうだったんですか、ありがとうございます。

服部:ええ、実は。そこから僕がW venturesに入って、1年ぐらい経過したタイミングで見えてきた課題があって。先ほども言ったような、起業家の卵や起業家候補のような人をどうやって発掘していくかというものです。時を同じくしてW venturesの2号ファンドを作るという流れもあって、久々に再会した時に椎葉さんにそんな近況報告をしました。

椎葉:去年の秋ぐらいでしたよね?服部さんの誕生日に久しぶりに連絡を取って、ご飯を食べに行きました。そこで色々な話をフラットにしましたよね。

服部:今回のこのプログラムについても、どういう色なのか輪郭なのか、何もわからない中で話をしていましたよね。でもその中で、椎葉さんがもともとVCにご興味があるとか、次のステップを考えているっていうような話があって。その時点で、「もしよければ他のメンバーに会ってみませんか」と申し出ました。僕としては、椎葉さんはIBM BlueHubという実績のあるアクセラレータープログラムを回されてきた方ですし、是非ジョインして頂きたいなと。かつロールとしてもぴったりだったので、その思いが叶って今は一緒に働けて、本当によかったなと思っていますし、「さすがだな」と感嘆しながら仕事ぶりを勝手に観察しています。

椎葉:なんか『新婚さんいらっしゃい』みたいになってきましたね(笑)。出会ったきっかけから、一緒になるまで……のような。

服部:『好きに従う』という、僕らのファンドのバリューを作ったんですよ。好きな人に投資したいし、好きな人と一緒に仕事したい。だから、まさに「好きな人と一緒に働けることになって良かったな」っていう話です(笑)。

W venturesがクリエイターや起業家を応援する理由


——このプログラムで支援するのは、具体的にはどのようなジャンルなのですか?

椎葉:W venturesは、これまでエンターテインメント・スポーツ・ライフスタイル分野に注力して、とくにシード/アーリー期のスタートアップに投資してきました。今回のプログラムでは、スポーツを含めたエンターテインメント領域にさらに特化して、クリエイター、起業家、そして起業準備中の方に応募していただきたいと思っています。募集テーマとして掲げているのは、大きく分けて「メタバース」、「NFT/ブロックチェーン」、「新しいSNS/コミュニケーションサービス」、「スポーツテック(観戦)」、「スポーツテック(育成)」の5つです。

——エンタメの領域は広いですね。シード/アーリー期のさらに手前、起業前でも対象なのですか?

服部:そうです。準備中で起業前だとしても、エンタメ、スポーツ領域でのサービスに興味があって、このプログラムを通じてチームを見つけたいという人も、飛び込んできてほしいです。

椎葉:5社程度の採択を考えていますが、プログラムに合致する会社は5社に絞らずに採択できたらとも思っています。服部さんが言ったように、会社を作る前の起業準備中の方もぜひご一緒したいです。

服部:ええ、大切なのは、起業の一歩を踏み出してもらうことですから。

まずは気軽に応募してほしい

——応募に際して条件はあるのでしょうか?

椎葉:ないですね。年齢もバックグラウンドも関係がないと思っています。学生ももちろんOKです。学生起業家は増えていますし、W venturesの投資先にもすでにいますからね。一方で、成熟した人たちの起業も増えてほしい。服部さんも多分そうなのだろうと思うけど、基本的には広くいろんな人に会いたいです。

服部:そうですね。たくさんの方に会いたいです。先ほども言ったように、応募の時点では事業テーマが完全に固まってなくてもいいと思っています。この領域でテーマを探求して起業したい、その気持ちがあれば、まずは飛び込んできてもらいたい。そうすれば、僕たちと一緒にチームアップできます。さらには、ともに頑張る仲間も見つかるかもしれない。

椎葉:W venturesはエンターテインメント・スポーツ領域において投資をしてきていますし、海外のリサーチも含めて色々な知見がたまっています。そんな我々も一緒になって事業テーマの探索からサポートし、テーマが決まったら事業計画の立案もお手伝いします。この点においては、実際に投資を通じて様々な事業の成長を見てきているW venturesのメンバーがメンターとして付くので、起業家の心の応援といったところも担えるのかなと。だからこそ、まだ立ち上げていない起業家予備軍の方々をサポートできると考えています。

——幅広い皆さんにチャンスがありそうですね。

椎葉:12月から始める1期目は僕たちも相当な気合が入っています。W venturesとしても総力をあげて挑みますので、起業家にとっても、絶好の機会になると思います。もちろん、来年以降も第2期、第3期と続けていく予定です。

初期投資から急成長までワンストップ

——改めて、プログラムの特徴を教えてください。

椎葉:特徴としては4つあります。1つ目は採択時にW venturesから1000万円の投資を確約する点。2つ目はベンチャーキャピタリストによる徹底的な伴走です。採択する起業家もしくは企業ごとに私たちW venturesの中から1名ずつアサインして、プログラム期間中、徹底的に伴走します。3つ目は仮説の精度向上のために、この領域の経営者、事業責任者とのディスカッションや専門家によるアドバイスを受ける場を提供すること。4つ目はオフィススペースおよびコミュニティネットワークの提供です。W venturesの投資先の起業家などのネットワークをフルに提供していきます。これらを通して、急成長するためのご支援ができたらと思っています。

——参加するには費用がかかるのでしょうか?

椎葉:参加は、もちろん無償です。この手のインキュベーションやアクセラレーターのようなプログラムは、スタートアップには一定期間の時間をコミットいただく必要がありますが、得られるものは大きいと考えています。

——W venturesのこのプログラムは非常に寄り添い型だなと感じました。

服部:椎葉さんが大車輪のご活躍で、本当に力になってくれています!

椎葉:また褒め合って、『新婚さんいらっしゃい』みたいになってますね(笑)。こうやって和気あいあいと仕事をさせてもらえてありがたいです。

服部:「好きに従う」は、W venturesの経営理念のようなものですから。僕たちはやっぱり好きな人と働きたい。だからファームのメンバーにも、起業家にも、徹底的に寄り添っていこうと思っています。

椎葉:ジョインしたばかりの僕が言うのもなんですが、W venturesのメンバーはみんな人柄がいいです。「好きな人と働きたい」という僕たちのフィロソフィーも、好きな人だからこそ、きちんと、誠実に向き合う、そういうことなんじゃないかと思っています。このプログラムに応募してくださる方々も、W venturesの考え方に共感してくれるといいですね。そういう方は、やっぱり僕たちが好きな人でしょうし、僕たちは徹底的に寄り添う決意でいます。このプログラムやW venturesに興味を持ってくれた方がいれば、是非ともご応募をお待ちしています!

——ありがとうございました。応募期限は11月19日金曜日までと。インキュベーションプログラム『SCRAMBLE』を楽しみにしています。応募はこちらからお願いいたします!

服部 将大
W ventures パートナー
2008年、三井住友銀行入行。法人銀行業務を担当。2010年より、SMBCベンチャーキャピタルへ出向。リーマンショック直後の厳しい投資環境下から一貫してベンチャー投資に携わる。2018年、日米でVC投資を行う独立系VC のDNX Ventures(旧:Draper Nexus Ventures)へ参画。SaaS領域での投資業務をメインに従事。これまでのおもな投資先は、エブリー、Kyash、クックビズ、global bridge HOLDINGS、スマートニュース、チームスピリット、ユニファなど、累計45社。シードからレイターステージまで幅広く総額35億円超規模での投資案件を担当し、そのうち10社をIPO/M&Aへ導く。無類の銭湯・サウナ好きでもあり、週3日ペースで通い詰める。オススメはらくスパ神田とレインボー新小岩。サウナとテニスコートでの投資相談も承っている。 

椎葉圭吾
W ventures プログラムディレクター
IBMビジネスコンサルティングサービス(現日本アイ・ビー・エム)へ入社後、新規事業創造、先進テクノロジー活用などのコンサルティングプロジェクトに従事。2018年より、IBMのオープンイノベーションを推進するIBM BlueHubの責任者として、コーポレートアクセラレータープログラムの企画・運営、スタートアップとの共創による事業開発を統括。2021年、W venturesに参画。落語を愛しながらも、体重は落とさず年間1000km走るランナー。

取材・構成 株式会社TEA.M


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