新卒4年目で海外グループ会社の社長に就任【エンジニアからキャリアアップ】
こんにちは。ウィナス人事部です!
ウィナス社内では「新卒メンバーが、社内の先輩にインタビューする」という取り組みを行なっています。
普段は業務上での関わりがあまりなかったり、遠慮してしまって聞けないことも、インタビューという状況なら堂々と“質問攻め”できるので、新入社員にとって有意義な交流の機会になっています。
こちらのシリーズでは、とくに就活生の方々に向けた“企業選び”や“入社してからの仕事の取り組み”をお伝えしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
こんにちは!
今回は22年入社の堀江がインタビューを担当させていただきます。
お話を伺うのは、入社6年目の島内優介さんです。
島内さんは現在、ウィナスフィリピンの社長であり、エンジニア兼責任者を務めていらっしゃいます。
(※ウィナスフィリピン=オフショアとしてウィナスの開発基盤の一つを担っている、フィリピンのグループ会社)
東京本社にいながらリモートで海外の会社を担うという、まさに“新しい時代”の働き方です。自ら「海外進出したい!」と社長に直談判したというバイタリティーの持ち主の島内さんにとっての“就活”や“仕事”。
どのように取り組んできたのか、思いを伝えていただきました!
──早速ですが、島内さんが今メインで取り組んでいる業務についてお聞かせください。
今、私はフィリピンの系列会社の社長という立場である一方、エンジニアとしても稼働しています。
クライアントの要望を伺った上で、提案、設計、必要があれば実装、開発まで行なっています。
実際に開発するときには、外部サービスとの連携も必要になってくるので、それについての設計も業務の一つですね。
──入社してからすぐ今の業務に就かれたのですか?
入社して数ヶ月の研修が終わってからすぐにSES(※)のエンジニアとして常駐先で働いていました。
最初は先輩と一緒だったんですが、2年目からは1人で現場での業務をこなしていましたね。
その後、社内に戻ってからは開発、設計に本格的に取り組むようになりました。
※SES=System Engineering Service。システムの開発、運用などの業務においてエンジニアがクライアントの会社に派遣されるサービス
──SESで身に付けたスキルを、社内の業務で活かせることはありましたか?
常駐先とウィナス社内では、基本的に使っているコンピュータ言語が違うので、そのまま活かせることは少ないんです。
ただ、様々な言語を使いこなせるようになったからこそ、僕に任せてもらえた業務もありました。
──入社4年目でウィナスフィリピンの社長になったという驚きの経歴ですが、経緯を教えてください。
これは就職する前、学生時代からずっと「海外に出ないと」と考えていました。
まだ入社1年目ではあったのですが、社長に「お話があるので、ご飯に連れて行ってください」と自ら直談判したんです。
そこで「海外で働きたい」と相談したところ、社長は「いいじゃん、やってみれば」と言ってくれて。
当然、プログラマーやエンジニアとして勤務すると思っていたのですが、社長に「どうせなら責任者として経営とかもやっていけよ」言われまして。正直、想定以上の大きな提案をして頂けたことに驚きました。
そのときはまだ入社1年目ですし、SESとして外部に出ていたので、実際に話が動き始めたのが2年前くらいでした。
いざフィリピンの責任者になった後も、本当に右も左もわからず。毎晩社長に経営や採用など、組織をどうしていくのかについてご相談しに行き、叱咤激励されていました。
今もまだまだ足りない部分はあるので、全力で取り組んで進めているところです。
──今後、エンジニアとして身につけたいスキルはありますか?
エンジニアとしてはやりたいことは沢山あります。
構想レベルで大きく分けて3つに分かれるのですが、まずはクラウド関連。
今は様々なことがクラウド上でできるようになっていて、それに携わってみたいですね。
2つ目はAI、人工知能ですね。
画像認識や音楽の制作など、AIを使ったサービスもやってみたいです。
3つ目、メタバースです。メタバースに関しては、まったく別の概念の世界だと聞いているので、今まで培ったスキルが活かせるかもわからないのですが、すごく興味がありますね。
今の業務をこなす一方で、新しいことにも挑戦して枠を広げていくことがキャリアの目標です。エンジニアとしてさらに成長していきたいです。
──社長を務めているウィナスフィリピンの目標はありますか?
日本ではエンジニアは人手不足がずっと続いていますよね。
ただ、フィリピンはまだそういう状況になっていなくて、エンジニアが多くいます。
それに、日本企業というだけで興味を持ってもらい易く、人材が集まってくるんです。また日本と比べてコストを抑えることができるので利益も期待できます。
その状況を活かしてフィリピンをウィナス全体の生産基盤として万全な状態にしたいですし、拡大もしていきたいです。
ウィナスにとってフィリピンの会社を“なくてはならない”存在にすることが、第一ステップですね。
その次のステップとして、フィリピンでのマーケットを展開していきたいと考えています。
いずれは日本のサービスをフィリピンに持ち込んだり、また逆にフィリピンのサービスを日本に持っていくとかができれば良いなと。
また、フィリピンのエンジニアの多くは英語が堪能です。
ウィナスとして受けた海外からの案件をフィリピンで開発、生産するということもできると思います。
それを日本に還元し、循環していくということを考えています。
今後は確実に海外のマーケットは重要になっていきます。
もし新入社員の方から「グローバルに働きたい」という要望があれば「まずはウィナスフィリピンでキャリアを積もう」と言えるような場所にしていきたいですね。
──ウィナスフィリピンならではの大変さはありますか?
やはり、そもそも私たち日本人の「普通」とフィリピン内での「普通」が違いますよね。
開発も、仕事の進め方も、まったく日本とは違います。
もちろん言語も違いますし、まずはその差を埋めることが先決です。
解決方法をしては、ルール化を徹底するようにしています。
「絶対に確認する」「絶対に見る」などチェックリストを作っています。
──就職活動時代から、海外勤務を視野に入れていたのですか?
私たちの年代の感覚からなのか、就活時代から「海外にいかないとやばいよね」みたいな危機感がありました。
ウィナスを選んだのもフィリピンに支社があるから、というのが大きかったですね。
ちなみに、IT業界というのは私の中で絶対条件でした。
ITは今後絶対に必要なことですが、普通に暮らしていてもなかなか深くは関われないですよね。
でも全てがITに切り替わる時代の中で、ITにまったく関わらないのは無謀だと思い、仕事にしようと考えました。
通っていた大学が専門的ということもあったので、IT企業側からも人材を求められていましたし、私自身も希望していた職種なので、完全に絞った上で就職活動をしていましたね。
あと、会社選びとしては「英語が仕事で使える」ことと「人が良い」というのが大切なポイントでした。
──仕事していて“嬉しい”“充実している”と感じることはどんなときですか?
やっぱり今はフィリピンのエンジニアの成長を感じるときですね。
「ここまでできるようになったんだ」「最初はこんなことできなかったのに」と思う瞬間が最近とても多くて、本当にすごく嬉しいです。
島内さん、ありがとうございました!
“海外展開しているIT業界”で“英語を使う仕事”という学生時代の目標を叶えつつある島内さん。
島内さんは就活時に一切ブレることなく、完全に業界や希望の職種を絞っています。その決意と熱意があってこそ、入社4年目でウィナスフィリピンの社長になるというチャンスを手に入れたのだと感じました。
社長に直談判するほどのバイタリティーがありながら、しっかりとエンジニアたちと向き合い、問題解決していけるのは信頼できるお人柄だからこそ。
頼り甲斐のある先輩として、今後もご指導していただけるのが楽しみです。
以上堀江でした!
ありがとうとございました!
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