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フィリピンのグループ会社へ現地視察に行ってきたお話

ウィナスでは様々な事業の中で、主にアジアを中心とした海外とのやりとりが増えています。
そんな中、ウィナスの開発基盤の一つとなっているのが「ウィナスフィリピン」。東京本社に勤務する島内さんが代表を務めるグループ会社です。

ウィナスフィリピンでは現地のエンジニアが在籍しており、ウィナスと共に開発を行っています。
長年日本のIT業界では「エンジニア不足」が課題ですが、フィリピンではそうとも限りません。特にに現地では海外資本の企業で働きたいという方も多く、良いエンジニアが集まってくる環境にあるのです。

コロナ禍を経て、この度ようやくウィナスフィリピンへの現地視察が実現!
視察の目的、成果、そして実際現地に行って気づいたことや学びについて島内さんにお話を伺いました。

参加メンバーは以下4名。
・浜辺社長(ウィナス代表取締役)
・島内さん(ウィナスフィリピン代表)
・細田さん(ウィナス開発責任者)
・植松さん(ウィナスエンジニア)

植松さんは昨年度MVPの副賞としての招待です。
なんと、記念すべき初海外だとか。

Q 今回のフィリピン来訪の最大の目的は?

フィリピンのメンバーに会い理解を深めることが重要な目的でした。
2021年1月からウィナスフィリピンの代表に就任し、リモートで採用なども任せられていたのですが、コロナの影響で実際に対面では会えていませんでした。リモートだけでは理解しづらいソフト面や文化理解などもあると思いますので、直接会って、今後の展望など話せればよいなと考えていました。

Q 来訪にあたって日本でどのような準備をしましたか?

フィリピンメンバーと英語でしっかりプレゼンができるように、原稿とレジュメを準備は力を入れておりました。また、現地で事業をされている日本の方にもお話を伺う為のアポイントも取っていたり…ですかね。

Q 現地でのスケジュールを簡単に教えてください。

【1日目】
午後 : フィリピン着
   MTG(1社)

【2日目】
午前 : MTG(現地の人材紹介会社)
午後 : MTG(2社)
   フィリピンメンバーとMTG・交流会

【3日目】
午前 : MTG(通訳会社)
午後 :帰国

2泊3日の弾丸出張だったので、予定をぎっしり入れてかなりタイトなスケジュールでした。MTGばかりですね(笑)
フィリピンの渋滞がすさまじく、到着時間がギリギリになったりと大変な思いもしました。


乱立する高層ビルと大渋滞はフィリピンの象徴です

Q 実際、ウィナスフィリピンを来訪し、どのように感じましたか?

フィリピンは発展途上国です。ただ場所によっては東京より発展しているところもあり、若くエネルギーに溢れた国だと感じました。そもそも人口の平均年齢が24.2歳と、若者が人口の大多数を占めているんですね。

その中でもフィリピンはエンジニアは人気職で目指す多いのですが、より良い労働条件を求めるとなると、やはり外国企業が人気です。

日本企業であるウィナスもその例に漏れず、求人募集をかけると20人、30人と求職者が集まってくるんです。これは慢性的なエンジニア不足の日本とは大きな違いですよね。

そのような状況の中で、最近は欧米の企業もフィリピンに続々と進出しています。
アメリカなどは日本よりさらに賃金が高いので、ウィナスとしては正直なところ、少々手強く感じますね。
ただウィナスとしては「他の国、他の企業より早く動き出した」こと、すでに基盤があることは大きな強みです。しっかりそこは活かしていきたいと思っています。

実際プレゼンに使った資料です
フィリピンスタッフとは英語でのコミュニケーションになります

Q 「これはフィリピンならでは」など、仕事をする上で日本との違いはありましたか?

「察して」「空気を読む」という文化がないので、やってほしいことはきちんと言語化する必要があります。
エンジニアの技術的には遜色ないのですが、品質に関しては日本の高い品質に合わせてもらう必要があります。これは常にすり合わせていかないといけない部分です。
また、転職の多さもフィリピンのお国柄のようで、ウィナスに限らずどの業種でも人の出入りが激しいのです。「良い条件の仕事が見つかれば、ためらわずに辞める」と言いますか、日本とは少し感覚が違うなと思いました。

つまり、みんながより良い環境を求めているので、スタッフにとって常に魅力的な会社であり続けることが大切だと実感しました。

Q ウィナスフィリピンを最大限いかすために、どのような取り組みを考えていますか?

「オフショア事業」「エージェント/エージェンシー事業」「人材提供」
大きく、この3つを広げていく展望があります。
まずは「オフショア事業」ですが、フィリピンを生産基盤としてバックエンド、フロントエンドを日本からの受託を増やす事。コストメリットのあるフィリピンで行うことでグループ全体の利益を上げるということです。

「エージェント/エージェンシー」は、OrioNやプランクナッツなどウィナスの自社事業などを海外に展開していくための基盤としての役割。

「人材提供」は、フィリピンから日本への派遣事業です。
高齢化が進む日本では労働力がど減り続ける一方です。その中でIT業界に限らず、介護やホテルなど、フィリピンの人材を派遣できるようになればと考えています。

今回の視察で実際フィリピンのスタッフと接して感じたのが、本当に心優しくホスピタリティーに溢れた方ばかりということです。すごく気を遣ってくださる場面が多く、日本人の気質に合うと感じました。

若者の人口が多いフィリピンでは、働き口を探すのも大変です。日本では労働力が足りないので、ウィンウィンの関係を築くことができるという展望があります。


現地メンバーとの事業や展望のMTG

Q フィリピンのスタッフはどんな方たちでしたか?

明るくて、フレンドリーで素直な方ばかりでした。私の拙い英語を一生懸命聞いてくれて、本当にありがたかったです。
20代の若いスタッフが中心で、みなさんエネルギッシュでキラキラしていましたよ。

Q フィリピンの可能性を感じる視察だったのではないでしょうか。

はい。正直、日本のバブルのような時期をいずれ迎えると思います。
今は貧困もありますが、日本の戦後の発展のような高度経済成長期に通ずるエネルギーを感じましたし、日本に当たり前に存在する不動産屋がない等のビジネスチャンスも感じました。
今の開発事業を強化していくことはもちろん、いずれ他は分野まで広げていきたいと未来が広がりました。

※後半では、オフシーンについて植松さんと一緒に語っていただきますのでお楽しみに♪


楽しい食事会!日本からのお土産も喜んでくれました。


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