アニメっぽい自作アイコンを人工知能で作りたい 1
はじめに
TwitterなどのSNSでアニメアイコン使いたいですよね。
しかしアニメのスクショなどを勝手に利用するのは法律的にグレーですし、フリーで配布されているものはロゴが入っていたりとオリジナリティに欠けます。
オリジナリティのあるアイコンを使いたければ、自作するか描ける人に描いてもらう必要がありますが、後者の場合は有名ツイッタラーでもない一般人にはハードルが高いです。
しかし、可愛いアニメアイコンを手描きするにはそれなりの修練とお絵かきソフトウェア&ハードウェアが必要になります。なんとなく「欲しいなぁ〜」くらいだと諦めてしまうでしょう。
ところで、株式会社Preferred Networksから人工知能を用いたキャラクター生成のサービスが出ています。→参考
このサービスがフリーで自由に成果物を使えるかわかりませんが、こんな感じで人工知能に絵をたくさん描いてもらえば、大量の候補の中から好きなものを選び放題ですし、新しいものが欲しくなったらまた作り直せば良いです。
本シリーズでは人工知能に可愛いアニメアイコンを描かせることを目標に、技術の実装と評価を行います。
使用する手法に関する説明は有名な手法ばかりを使う予定なので省きますが、細かい工夫などは載せていくつもりです。
ソースコードはGithubで公開します。リンクはこちら。
本稿は目次のような立ち位置で、ざっくりとした予定のみ説明します。
具体的な検討に関しては別のページに分けるので、そちらにしか興味のない人は下のリンクから飛んでください。
1. DCGANを用いたグレーアイコン生成に関する検討
2. pix2pixを用いた線画着色に関する検討
3. Residual Networkを用いたグレーアイコン生成の精度改善に関する検討
4. Residual Network+SNGANを用いた線画着色の精度改善に関する検討
アニメアイコン生成
基本的に以下の実装を行うのが良いかなと思ってます。
線画着色は割と簡単なタスクなので、ここはまあできるだろうと想定して、ひとっ飛びにカラー画像を作るのではなくモジュールを分割します。
こうすることでアイコン生成するモジュールの出力データが1/3になるので、ネットワークの学習が高速になり、パラメータなども減るので学習効率が良くなるはずだと期待しています。
背景も絵を描きたいですが、こちらは難しい気がしてます。
まあ単色に塗るくらいなら自分でも可能なので、自分で塗るかもしれません。
自作アイコンは自由に改造していい部分がメリットですね。
今できているところ(4/10追記)
今できている部分はこんな感じです
まとめ
第2回は前半部分の実装です。
書いた人のTwitter: @wina_S_1991
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?