Arata.yz

法学部卒システムエンジニア。 社会人大学院生として修士(人工知能科学)を修了しました。 試験勉強メモは受験生が書いているものです。内容に誤りや不備がある可能性が大いにありますので、お気をつけください。 ※もし間違いを見つけた場合は、恐れ入りますがご連絡いただけると大変助かります!

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法学部卒システムエンジニア。 社会人大学院生として修士(人工知能科学)を修了しました。 試験勉強メモは受験生が書いているものです。内容に誤りや不備がある可能性が大いにありますので、お気をつけください。 ※もし間違いを見つけた場合は、恐れ入りますがご連絡いただけると大変助かります!

最近の記事

「人工知能がプログラミングできる時代」に

今年の振り返りは、進化が著しいAIを通して考えてみるのがよさそうだ。 ChatGPT 2022年も終盤に差し掛かったタイミングで、「ChatGPT」なる人工知能のモデルが世に出てきた。 データの量に物を言わせたGPT(Generative Pre-trained Transformer)シリーズが言語を扱う能力は凄まじく、人間との対話がこれまでより格段に自然に(ただし、内容は正確ではないが)行えるようになったのが毎度とはいえ驚かされる。 さて、この ChatGPT が

    • 2021年のふりかえり(大学院活動・資格試験など)

      今、ちょっと大学院の報告書関連の執筆で忙しいので、例年やっている一年で考えたことの記事は年明けの時間があるときに書くことにします。 取り急ぎ、今年のふりかえりを簡潔にやっておきます。 大学院の修了に向けて 時間の流れとは速いもので、この間入学したと思ったのに、もう卒業です。卒業要件を満たせたらですが。 ちょうどコロナが流行り始めた頃の入学。コロナの影響でほとんどオンラインになりましたが、社会人としてはこちらの方が諸々都合がよかったです。 機械学習、深層学習の基礎を大学

      • ITストラテジスト試験でAIが出題された回【試験勉強メモ】

        事例問題であるITストラテジスト試験の午後1の各問でAIに関する出題が増えてきたので、今後の勉強のとっかかりにすべくまとめておく。 初出だと思われる平成29年を起点として過去問を辿る。最初の出題はキーワードが出ただけで解答には影響してないように思える。具体的な機械学習の手法等に踏み込むとSTの問題ではなくなってしまうので、この試験の対策に限定するならば、現在の出題方法を確認しておけばよさそう。 午後1平成29年 午後1 問1「製品で発生した障害の原因を推定するAIを活用し

        • 隣のエンジニアと話が通じないあなたに

          「システムエンジニアの仕事って、どんなことをしてるんですか?」と尋ねられることが本当に多い。もう何年もエンジニアを続けているにもかかわらず、自分はこの質問を受けると適切な回答がうまく見つけられず、返答に窮してしまう。 悩む理由は、自身がどんなエンジニアかという具体的なレベルで答えてよいのか、「エンジニアとは」という一般的なレベルでの回答が期待されているのかが分からないからである。自分がどんな業務に特化したエンジニアなのかということに答えるのは簡単だ。だがそれでは、総体として

          Re:2020年から始める学生生活

          今年から、大学院に進学して勉強しています。 社会人生活5年を経て、久しぶりの学生気分を感じられるかと楽しみにしていたのですが、早々に、新型コロナウイルスの影響を受け、4月の入学式は中止に。授業の開始も1か月ほど延期になりました。私の学部時代の大学入学は2011年だったので、この状況には覚えがあります。東日本大震災の影響で入学式が中止になり、授業開始が同じく1か月延期になったからです。新生活を送るために札幌から引っ越してきたものの、することがなくだらだらとYoutubeを見て

          Re:2020年から始める学生生活

          【令和2年度】社会保険労務士試験を受験しました 反省と今後の抱負

          社会保険労務士試験を受験してきました。昨年から社労士の受験を始めましたので、今回は2回目の受験となります。 試験の反省もっとも、今年の4月から働きながら大学院に通うという生活スタイルになっているので、そちらの活動に時間を取られた結果、今期は直前期の試験勉強が全くできないという事態になっていました。そのため、3月までで勉強できた分だけで戦うという異例の挑戦をすることになりました。 さて、勉強した内容を具体的に言うと、前回成績が振るわなかった雇用保険、厚生年金を中心に、広義の

          【令和2年度】社会保険労務士試験を受験しました 反省と今後の抱負

          CVP分析をpythonを使って理解した勉強メモ

          問1 変動比率を求める 問2 損益分岐点売上高を求める 問3 目標売上利益を達成する売上高を求める まず、計算に使用するCVP分析のクラスを定義する # CVP分析class CVP(): def __init__(self): self.sales = 0 # 売上高 self.v = 0 # 変動費 self.f = 0 # 固定費 # 変動費率の算定 def vrate(self): return s

          CVP分析をpythonを使って理解した勉強メモ

          G検定合格と、これまでの資格検定まとめ

          G検定合格しました。特に合格体験記を書くわけではないですが、受験生はみなさんご存じの例の二冊を使って勉強してました。 なぜだか、試験が終わった後のほうが勉強意欲が高い状態となっています笑 記録のため、これまでに取ってきた資格検定をまとめておきます。 [2015年] ITパスポート 基本情報技術者 [2016年] ビジネス実務法務検定3級 応用情報技術者 [2017年] データベーススペシャリスト 日商簿記検定3級 ビジネスキャリア検定 3級人事・人材開発 ビジネスキャ

          G検定合格と、これまでの資格検定まとめ

          総合原価計算をpythonで解く 〜8回目で合格を目指す簿記2級③〜

          別にpythonでやる必要は全くないのだが、pythonを勉強してる関係で、手を動かすためにやってみた。こういうことをすると、両方の勉強になってよい。ちょうど次回の基本情報からはpythonが出題されるので、こちらの対策としても意味があるのではないかと思う。 これは、以前に総合原価計算の要素を変数化できるのではないかという記事を書いたときからやってみたいと思っていた。第153回の組別総合原価計算が題材としてちょうどよさそうだったので、年末年始の暇な時間を使って挑戦したところ

          総合原価計算をpythonで解く 〜8回目で合格を目指す簿記2級③〜

          俺はシステムエンジニアだが、プログラムを書きたくない

          結局、SEってどんな仕事なの?と聞かれて。「とにかくパソコンでプログラムを作る仕事です」と返すこともあるが、これは違う。この説明はプログラマの仕事の説明だ。 はじめに、システムエンジニア(以下「SE」と呼ぶ)と呼ばれる職業人の気質について説明したい。彼らの考え方の根底には、プログラマ(以下「PG」と呼ぶ)と一緒で、「同じことを2度やりたくない」という理念がある。 同じ書類を同じ理由で2度作成したくない。だからプログラム≒マクロを組んで自動化する。PGはプログラム内部も、可

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          なぜ、連結会計が解けないのか… 〜8回目で合格を目指す簿記2級②〜

          工業簿記は前回の記事で書いたから、今度は商業簿記。全体的に受験生の愚痴になることを容赦して欲しい。 仕訳、個別問題、精算表、財務諸表と並ぶ試験範囲で、今いちばん苦手とするのは仕訳だ。いちばん苦手と言ったが、これは合格点を取るためのボトルネックが仕訳であるという意味であって、決して「連結精算表は得意だ」と言っているわけではない。合格のためには、第3問は8点取れれば十分だと思っているだけのことだ。 正直、商業簿記については合格を狙える程度に理解しているとは言いがたく、8回目の

          なぜ、連結会計が解けないのか… 〜8回目で合格を目指す簿記2級②〜

          総合原価計算の勉強は最後にしよう 〜8回目で合格を目指す簿記2級〜

          簿記については、以前に『5回目でうかる!簿記2級』という、自分を奮い立たせるための記事を書いたのだけど、1年経ち7回目の受験を終えた現在も、実はまだ受かっていない。ここにきて自分が苦手にしているのは、あろうことか、できて当然の第1問の仕訳問題だ。ここが安定していれば合格は目の前なのだが、なかなかどうして、うまくいかない。 こんな状況ではあるのだが、しかし「工業簿記」については満点を十分に狙えるくらい出来上がっていると思うので、頭の整理を兼ねて、思ったことを書いていきたい。

          総合原価計算の勉強は最後にしよう 〜8回目で合格を目指す簿記2級〜

          社労士試験の初受験に向けてやったことと、これからのこと

          8月は仕事が忙しくない時期だったので、業務後の時間を社労士対策にフルに使うことができました。 とはいえ、初回である今回は、対策の開始が直前4月の情報処理安全確保支援士試験が終了してからであり、途中に簿記2級の試験も挟んだため、全体を通して合格に必要な時間は確保できなかったというのが実情です。 出願時点で時間が足りそうにないのはわかっていたので、この試験が単なる記念受験で終わらないために、ひとつ目標を立てて取り組んできました。 ところで試験、ぜ、全然できなかった・・・

          社労士試験の初受験に向けてやったことと、これからのこと

          情報処理安全確保支援士の試験問題の事例がサスペンスドラマのそれに近かったという話

          このたび、情報処理安全確保支援士のH31春試験を受けて、無事、合格しました! 今回は問題の選び方が良かったからか、前回の受験時や、過去問で解いたものよりも、ずっと簡単だったような気がします。 この問題、最後の午後IIで出題された大問2の問題文が、まるでサスペンスドラマを見ているような、謎解き要素の強い事例で面白かったので、紹介したいと思います。 事件の発生 〜機密設計ファイル流出事件〜事件は、金型加工業者が保有する機密情報の設計ファイルがインターネット上に流出した、とい

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          総合原価計算の変数【試験勉強メモ】

          1.総合原価計算で求めたいのは、おおむね  月末仕掛品原価 : x  完成品総合原価 : y  完成品単位原価 : z であり、ついでに  月末製品原価 : v  当月製造費用 : w も求めたい。 2.最初に与えられる変数で思いつくのは以下の通り。  月初仕掛品原価(材料) : a  当月製造費用(材料): b  月初仕掛品原価(加工) : c  当月製造費用(加工) : d  月初製品原価 : e  月初仕掛品量 : l  当月投入量 : m  月末仕掛品量 : n

          総合原価計算の変数【試験勉強メモ】

          標準原価計算の変数【試験勉強メモ】

          1.エンジニアっぽく、扱う数字を変数のように書いてみる。たとえば、  直接材料費標準価格 : a   直接材料費標準消費量 : b という感じだ。このとき、  直接材料費標準 = ab という計算で表すことになる。 続けて、完成品換算総量を求めるにあたり、  月初仕掛品 : l  当月完成品 : m  月末仕掛品 : n と変数定義すれば、  完成品換算総量(材料費) = m + n - l である。したがって、2つを合わせて、  標準直接材料費 = ab * ( m +

          標準原価計算の変数【試験勉強メモ】