アストンマーチャンと青春の思い出
アストンマーチャンと青春の思い出、、、といってもアストンマーチャンに関係する青春の思い出がある訳ではない。
アストンマーチャンがスプリンターズSを制した2007年、自分は青春真っ盛りの大学生。
GIの結果くらいはチェックしていたので、アストンマーチャンの存在は知っていたものの、競馬に興味を持って以降で、競馬とは1番疎遠な時期だったかもしれない。
そんな青春時代、何をしていたかというと、例に違わず色恋沙汰にうつつを抜かしていた。
そう、2次元の世界で。
思えば高校進学の進路選択、あそこが人生の分れ目だった気がする。
クラスのうるさい女子グループ、それをなんとなくイヤだと感じていた中学時代。
そんなことや、自分の学力で無理せず行ける程よい選択肢だったことから、男子校へと進学する。
男子校とは、伏魔殿だと思う。
そんな場所に閉じ込められ、秘められていた素養が開花し、晴れて2次元オタクの仲間入りを果たしましたとさ。
ということで、青春時代の自分の色恋沙汰と言えば、どのキャラがかわいいだとか、そんな感じです。
画面から出て来ない何人もの女性と、お付き合いをさせていただきました。
そんな青春時代に出会った、Keyの作品。
泣きゲーと呼ばれる、涙無しには語れない彼女たちとの物語と、ゲームを元にした京アニの描く美しいアニメも相まって、自分の青春時代の記憶として深く刻まれております。
2007年夏、バイトに勤しみ、AIRのBlu-rayを頑張って買った思い出。
そんな、Keyの作品を彷彿させるシナリオとウワサになっているのが、そう、ウマ娘のアストンマーチャン。
誰かに忘れられてしまう恐怖とたたかうその姿は、まさにKeyのキャラクター。CVが井上喜久子さんの娘さんというのも、業を詰め込みに来ている。
現実のアストンマーチャンの高松宮記念前に亡くなってしまうという悲しい出来事も相まって、シナリオの中における彼女の高松宮記念制覇からスプリンターズS連覇までのお話は、まるで白昼夢のような、不思議であり、なんとも切ない感じ。
長い長い旅の果てにゴールへと辿り着く、星の記憶を継ぐような、そんな物語でした、良かった。
それまで、存在くらいしか知らなかったアストンマーチャンですが、ウマ娘のおかげでバッチリとその記憶は自分に刻まれました。
ウマ娘、恐るべし。
京アニが誰もが知っているアニメ制作会社になり、新海誠が、誰もが知っているような映画監督になっている時代。
青春時代、自分はもしかすると今をときめく日本文化のレガシーに触れていたのかもしれない。
男女でワイワイしている若者の姿を見ると、少し羨ましいような気がしたりもするが、今もこうしてオタク文化を楽しんでいることを思うと、自分の青春時代も満更悪いものでも無かったのかもなという気がします、ふんぬ。
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