もらって嬉しいプレゼント
モノの要不要が自分の中である程度のしきい値が持てるようになると、困ることがあります。それは他人からもらうプレゼントです。表向きは「ありがと〜う」って感じなんですが、もらった後に「うーん、これちょっとなぁ、いらないなぁ〜」となることがあります。
そうならないように、プレゼントは極力もらわないことを心がけています。気の置けない、友人や仲間、親兄弟からのプレゼントなら「あ、それいらないよ」とハッキリと言える場面もありますが、おつきあい程度の人だったり、職場だったりすると、「いらね」とも言えないこともあります。
そんな時は、仕方ありません。プレゼント、ありがたく貰います。ただ、問題なのはその後。もらったプレゼントの扱いをどうするか?です。
もちろん、もらったプレゼントがとても気に入ったものだったら、そのまま使ってしまえばいいんです。しかし、気に入らないものだったらどうするか?
わたしも今年、日本を飛び出して、海外に移り住むことになりました。そのときに、友人や職場、家族、親戚、知人からいろいろなプレゼント・餞別をいただきました。その気持ち、本当にありがたかったです。
しかし、困ったのがやはり、プレゼントを貰ったことで増えてしまったモノです。今回は、プレゼントについて、書きたいと思います。
気に入らないものを貰ってしまったときはどうする?
プレゼントを頂くのは嬉しいけど、無下に断るわけにもいかぬ。ましてや親しい人なら気軽にいらないと言えるけれど、気の置けない人からのプレゼントだったら?そしてそれが、気に入らないものだったとしたら・・・。
以前のわたしだったら、使わないプレゼントを大事にしまって、使わないことの方が多かったです。そして、いつしか貰ったことすら忘れ、使わない月日を過ごし、気付いたときには罪悪感でいっぱいになる。そんな繰り返しでした。
しかし、現在はもうそんな迷いは消えました。貰ったもの、お気に召さないものだったら、速攻で手放します。いや、手放せるようになったというのが正しい。
だけどやっぱり、心苦しいこともあります。もらったプレゼント、餞別は申し訳ないですけど、荷物になるし、当面使いそうにないものだったので、手放すことにしました。
食べものはありがたくいただきます!
逆にプレゼントされても困らないものというのは何か?食べもの、飲みものはありがたく頂きます。まぁ、好き嫌いはありますけども、食料はもらっても、消費してしまえば、困りませんからね。
特に、日持ちするもの、冷凍冷蔵しないものは大歓迎です。外国では、意識しないとご飯を食べる機会が激減するので、ご飯をプレゼントにもらうと大変ありがたいし、重宝します。他にも、缶詰だったり、カレーだったり、カップラーメンだったり。あ、日持ちするならお菓子もいいです。
一番嬉しいのはサトウのご飯だったりします。これは貴重です。
カタログギフトもいいけれど、面倒なんだよね
ときどき、プレゼントでカタログギフトをもらうことがあります。カタログギフト。欲しいモノをカタログから選んで、申し込み用紙にかき、ポストに投函すると、後日、選んだものがギフトとして送られてくる。
カタログに載っている物品、予算にもよるのでしょうが、結構ラインナップ豊富。カタログ見てるだけで楽しくなっちゃいますよね。結婚式の引き出物とかによく使われます。わたしも何回かもらったことあります。しかしこれ、お得なように思えて、結構、難物です。
カタログにあるもの、大抵は「不要なもの」が多いんですね。また、選べるものがたくさんありすぎて、狙いが絞れない、絞るのにメチャクチャ時間がかかるんです。選ぶのがめんどくなって、結局、カタログギフトが埃をかぶっているなんて事態になります。
焦って頼むものだから、選んだものがイマイチな場合も・・・。結局なんだかんだ言ってカタログギフトも面倒なんですよね。
もらって嬉しかった餞別は?やっぱり●●
じゃあ、もらって嬉しいプレゼント、餞別ってなんでしょうか?答えを言います。
お金です。なんだ、身も蓋もない。金かよ。と思わないで頂きたい。やっぱりね、餞別をいただけるなら、お金が一番面倒もなく、有効に使えるんですよね。その場で使う予定がなければ、銀行ATMに持っていって預けておけば良い。
それはいい。
でもそれだけじゃないんです。理由は。一つエピソードがあります。わたしのとある友人がいるのですが、その彼が、わたしが海外へ移住すると聞いて、餞別としてプレゼントしてくれたのが、お金だったんです。それが、ただのお金じゃないんです。
彼の餞別はユーロ紙幣と、ユーロ硬貨だったんです。
彼曰く「欧州に旅行行ったときに余ったから、もう使わないし有効に使ってくれ」という理由で、わたしにそれを餞別にくれたのです。確かに旅行に行った後、端数でどうしても残ってしまう現地通貨、ありますよね?その余ったお金をわたしに餞別としてくれると言うのです(額は想像ください)。
彼の心遣いに感激して旅立ったのは言うまでもありません。金額の多寡はこの際、全然関係ないです。わたしの心の中で、一生の思い出になりました。
実際、大きな買い物をするときはクレジットカードで凌いだのですが、小額紙幣とコインは日常生活でどうしても使う場面が出てくるので、彼から頂いた餞別は大変助かりました。コインのおかげで、電車賃払うことができました。
使う人の立場に立った餞別、プレゼント。この心遣いができる彼は、大変尊敬できる人物であります。同じこと、わたしができるか?と言ったら、恐らくできませんし、気づきもしなかったでしょう。
わたしも彼のように、こういう気遣いのできる大人になりたい。
まとめ
プレゼントや餞別、頂けるのはありがたいのですが、不要なものはもらっても困ってしまいます。必要のないものは気持ちはありがたく頂き、不要なものは手放すようにしています。
そうしないと、モノに押しつぶされてしまいますからね。相手の立場になって、実用的なプレゼントができる人、これは素晴らしいなぁと思います。金額の多寡は関係ありません。
ただお金をあげるのではなくて、お金をプレゼントしたその先を考えられる人、これが考えられるようなら、最強です。わたしもそんな人になれたらなぁ。
それでは、また。