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スイカ割りの法則
2024年11月
先日、「第14回 灯しびとの集い」に出店致しました。
11月16日 - 17日 2DYAS
10:00 - 16:00
大阪府堺市大仙公園
出展作家100名
初めての経験
たくさんの出会い
この2日間で報われた何か
このイベントだから捉えられた現在地
全てが糧になる気がしました。
ご購入いただいた全ての皆様
関心を持ってお話しさせて頂いた皆様へ
本当にありがとうございました。
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灯しびとの集いとは、、
全国的に見ても規模が大きく
関西エリアでは最大級と云われるクラフトフェアです。
陶器や磁器、木工、ガラス、金属、布、紙など、
毎年数万人の来場者に向けて魅力的な作品ばかりが展示販売されます。
出展するには選考があり、全国の作家からの応募が
約600組(今回)ある中で、100組のみが出展できます。
人々の暮らしに寄り添う道具を、
作り手とともに使い手へ届けたい
という思いのもと、毎年秋に開催されています。
このイベントに出てる最中、たまたまドイツ在住の親友が一時帰国していて、限られた滞在期間の中で時間を作って遊びにきてくれました。
閉場間際まで滞在してくれた彼。
交わすのは常時たわいもない雑談ばかりでしたが
本当に嬉しく思いました。
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そんな彼と数年前に会話した内容を最近ふと思い出しました。
それは「スイカ割りの法則」という内容のもの。
日本人なら馴染みのあるスイカ割り。
ゴールまでの過程で仲間と共に盛り上がり
共に味わうというなんとも風流なゲームです。
そんなスイカ割りの概要を
人生観として捉えたとき
ある法則が見えた時の話でした。
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人生何が起こるかわからないですよね。
極端な話をするならば
明日、不慮の交通事故で死んでもおかしくない世の中です。
そんな中、自分も含めた皆さんは
希望を抱き、生きがいや生きる意味を何かに見出し、懸命に生きている。
つまりどれだけ将来設計をしてようと
どれだけレールの上を走っていたとしても
幸か不幸か例外たる起承転結は起こりうる
ということです。
そうすると
ある意味合いにおいては誰もが目隠しの状態であると仮定ができます。
その上で周囲の声やリアクションに呼応し
時には信じてみたり、騙されたり、自身の直感に可能性を感じたりします。
結果がどうであれ、もがいた挙げ句に叩いて割れた何かを食べる時
その実がどれほど甘くて仲間と分け合えるようなものなのか、
はたまた空洞果していて頑張った割に報われない気持ちに陥るのか、
それは割ってみるまで分からないということ。
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しかしそんな人生が自分は好きです。
大まかには判別ができていたとしても、本質は分からないもの。
結果を話すときはいつだって過去形の文脈な訳です。
人生はだからこそ美しい
だからこそ自分は生きていて楽しいと思います。
満たされると枯渇します。
反骨心だけで生きてきたので。
どうしようもない作文に付き合って頂いて恐縮です。
読了ありがとうございました。
kanal kato