社内学術発表を終えて2017.5.28
個別化医療の実践、そのための EBM (Evidence-Based Medicine)
処方提案は、患者情報に始まり、患者情報に終わる
提案する時点で、患者の状態の好転を期待している
薬剤師の "ワタシ" が良くなって欲しいと願っているからだ
実際、不定愁訴が解消して喜んでいる顔をみると本当に嬉しい
本当だろうか?どこか自己陶酔し、満足感に浸っているだけでは無いだろうか?
今も自問自答を続けている
処方提案で薬が増えることもあるし減ることもある
ポリファーマシーは5〜6剤以上使用しているという状態、コトバ
善でも悪でもない
そこにPIMsや薬剤の未活用under-useがあり、患者の状態が悪化しているケースがあることこそ問題なのではなかろうか
薬剤の効果は曖昧であり、絶対的な使用意義なんてものは存在しない
あるのは薬を使用したい、絶対的な薬剤効果を期待している "ワタシ" がいるに他ならない
自分の関心があること、この部分を恣意的に "問題化" し、ある種結論ありきで文献検索を行い、吟味した結果を用いて処方提案する
その中で "他の側面から見るとどうだろう" と論文検索してみる
EBMスタイルの勉強法を実践していく過程で、視野の広がりや物事の解釈の多様性を得られたのでは無いかと感じている
まだ足りない、もっともっと
逸る気持ちを抑えつつ、ゆっくりと前を見る
以前なら "ナラティブレビューと大差ないのでは?" という想いがあったが、いつしか消えていった
不定愁訴の解消や患者の意向が叶えられれば、なんとなく良くないかい?
しばらくは、こんな感じで進めていこうと想う
これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らずと為す。是れ知るなり。 孔子
NarrativE COmpetence of Evidence-Based Medicine (NECO of EBM)
Stay NECO, stay EBMer
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