プライベートコミュニティのススメと可能性
趣味からコミュニティへ
僕は2018年からBIツールの代理店からデータアナリストへ転身しました。
事業会社のデータアナリストの方々とお話させて頂く中で以下のような課題を感じており、もやもやしました。
・事業や組織に合わないBIツールを無理矢理使っている
・数%の人しかBIツールを利用していない
・導入は盛り上がるけど非効率な運用で負債化する
これらの課題に対するnoteを2019年くらいから書き始めたことをきっかけにTwitterでBIツール関連のお仲間が増えていきました。
そして軽い気持ちで以下のツイートをしたことがきっかけでBIツール研究所というコミュニティが発足しました。
コミュニティをやってよかったこと
1.情報が集まる
イベントや記事を公開するとフィードバックがもらえます。自分の知識不足なところをすぐに補うことができるのでとても勉強になります。また、Twitterなどで面白いBIツールの情報や効果的な活用方法を教えてくださるのがコミュニティの良いところかなと思います。
2.地位向上(なったらいいな)
BIツール研究所のミッションは
「BIツールの情報をオープンにし、誰もが意思決定に繋げられるように支援する」
です。
冒頭記載したBIツール活用の課題が解決したら多くの会社がデータを使って意思決定に貢献するのではないかと思います。
・事業や組織に合わないBIツールを無理矢理使っている
・数%の人しかBIツールを利用していない
・導入は盛り上がるけど非効率な運用で負債化する
変化させたい
・事業や組織に最適なツールを選択できる(価値あるから投資する)
・BIツールでグラフが各人の普段扱うツールに自然と埋め込まれる
・運用も効率的で事業スピードと正確さに対応できる
こうなった時には我々BIツールを扱える人の価値も上がるのではないかと期待しております。
コミュニティの可能性
これからコミュニティマネージャー職が重要になると私は信じています。
例えば私が勤めているオープンエイトのカスタマーサクセスを例にします。
どのSaaS会社も基本的にはCSMのカバー力とプロダクトの改善でお客様のサクセスを支援します。
CSMの課題:リソースに限りがあるので、重要なところだけカバーする運用が望ましい。1:1の関係
プロダクト改善の課題:まず時間がかかる。どこまでプロダクトでカバーするかの線引き、改善により他のユーザーが困るなどセンスも求められる。また、プロダクトでカバーできない課題(企画など)も存在する。
ではそのような時にどうすれば良いか
一つは提携がある。noteがcanvaと提携して素材作成が容易になったようにシナジーがある事業が提携すると強力。
そしてもっと強いと思うのはコミュニティである。
僕はTwitterでTableauやSalesforceの不明点を呟きます。
するとその日のうちにハック的な解決策を教えてくれます。
社員ではなくノウハウを持つユーザーが回答してくれます。
運営メンバーが何もしなくても回る状態までコミュニティを成熟させて場合、コスト0でお客様をサクセスまで持っていけるのでコミュニティはかなり有効です。
コスト0でCSMのリソースを重要なところに集中させながら運営できるコミュニティは2-3年後ToB SaaSで当たり前になるのではないかと思います。
ヤフーの話
私はヤフーで社内にTableauを広める社内カスタマーサクセス的なお仕事をしていました。
ヤフーのBI環境は成熟しており、BIを扱えるユーザーもデータ基盤を支える優秀な社員もいて、あとは活用レベルをあげていくだけでした。
私が入社した時には研修講習も整備されており、研修でカバーできない小技をゲームのように楽しく学べないかと思い、SalesforceのTrailheadのようなヤフー版スキルベルトというものを作成しました。
このスキルベルトのおかげスキルが身についた方も多く、一定の効果はあったのですが、忙しい方は実施できないなど制約もありました。
残すところはコミュニティだけみたいな感じでした。
これからコミュニティに関する発信もしていきます。
予定
・コミュニティフィードバックのやり方
・コミュニティマネージャーの難しさ
ご意見ご感想などTwitterなどで頂けると嬉しいです。
○Youtubeコンテンツ(ぜひ見てみてください)