BI製品の熱狂は製品ごとに異なる

こんにちは。ウィルです。

色々なBI(データ分析)製品を見てきましたが、製品コミュニティごとに価値を感じている「熱狂ポイント」が全然違うなと思うことが多々あります。

機能としては、どのBI製品も似てきているので、普段の感覚で他製品のユーザーとディスカッションをすることがあると思いますが、製品コミュニティごとに熱狂しているポイントが違っており、話が合わないことがよくあると思います。

例えばTableauのコミュニティではビジュアライゼーションやこだわった分析手法の話が多いですが、どうしたら一般化できるかとかサスティナブルな運用の話が少ないと感じます。(製品特性上)

同じ製品のコミュニティにいると成功例もパターン化されますし、他の製品コミュニティの情報を得ることで新しいことに挑戦するきっかけになると思います。どの製品もコミュニティがまだまだ小さいので・・

大きな話になりますが、BI製品の機能レイヤーできることできないこと)は誰もが簡単に理解できるようになって、知能レイヤーいかに意思決定に繋がる可視化をするか)に集中できるような環境が整うと良いなと思います。

また、自社の扱う製品の強みや自社で分析力を拡大させるために足りていないところを考えるきっかけになればと思います。

自分の主観で恣意的なまとめになりますが、なにかを考えるきっかけになればと思いまとめました。※僕の情報が古いこともございます!ご容赦ください。どの製品が優れているなどのお話ではございません!

僕的各製品の特徴

Tableau
色の濃さ(とてもよい、よい、うーん)

スクリーンショット 2019-09-18 12.43.17

一番有名なBIツール。熱狂ポイントはアート的なビジュアライゼーションと感じる。(クオリティが高すぎる)

Tableauに慣れてしまえば、どんな作り込みもできて、一般ユーザーを惹き付けることができるのでTableauが盛り上がることでデータ分析の裾野が広がると思うのでもっと盛り上がってほしい。

逆に有名な方はビジュアライゼーションに特化しているので企業における持続的な運用や意思決定につながる分析などのお話が相対的に少ないと感じる。データカタログ機能の追加など革新が続いているので期待したい。

Qlik
色の濃さ(とてもよい、よい、うーん)

スクリーンショット 2019-09-18 12.43.27

5年ほど前までセルフサービスBIで有名だった製品。
データの横串分析が得意でIDデータを抱える企業や全国展開する小売店舗など横断的な分析やマーケ的なデータ探索が得意な製品。

熱狂ポイントはマーケにおける意思決定やデータの横串連携に関する話題が多い。一方でBIツールの中で知名度が低く情報が少ないと感じる。

Re:Dash
色の濃さ(とてもよい、うーん)

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自社サーバ利用であればライセンスフリーで全社展開できる製品。
費用面からスタートアップなどでの採用が多い。

API連携しておりGoogleツール群との連携が強かったり、Pythonで制御したりとエンジニアが面白がって使うことも多いし、SQLベースなのでデータリテラシー向上にも期待できる。

熱狂ポイントはいかに効率的に開発するか、システム連携をどうしているかの創意工夫で盛り上がっている印象。

一方でビジュアライズでの制約が多く、ビジュアライズするためにデータを集計したりするのが不毛なので、ここまでしか見れないと割り切った使い方をするのがおすすめ(個人的意見です!)

コミュニティが盛り上がっているようなので色々聞いてみたい・・!

DOMO
色の濃さ(とてもよい、よい)

スクリーンショット 2019-09-18 12.43.40

去年の検証していた時までの情報ベースですが、ライセンスが高く大手企業でないと導入することが難しい製品。機能はとても幅広く強力で大きな弱点はない印象の製品。カードと呼ばれるグラフ群を柔軟に並び替えて効率的に運用できる点が特徴。データカタログ機能なども早くから展開している。

熱狂ポイントは全社横断のデータ民主化で経営層向けのダッシュボードをどう作るか、そのためのデータ整備をどうするかなどが多い。難易度が高く実践途中の企業が多い印象。

Looker
色の濃さ(とてもよい、よい、うーん)

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メルカリ、ZOZO、リクルートなどデータ活用をリードする企業が導入を開始した注目のツール。熱狂ポイントはエンジニアがプロダクトを作る感覚でシステナブルに利用できる点なのかと思います。

僕のイメージではDB層と最終アウトプットの間にあるブラックボックス化された定義群を効率的に管理できる点が圧倒的な強みだと思います。

一方で利用ハードルも高く、SQLが理解できてエンジニアのように運用できる方と現場の求める形でアウトプットを提供する推進者が必要なのではと思います。

2年ほど経過すると事例も増えてくると思うので、どこまで市場に浸透するか楽しみです。

最後に

各BIツールの情報を整理・共有することでBI業界全体が盛り上がるようなコミュニティを作りたいと思っております。

上にまとまってる情報を見てじゃあ実際どうなの?みたいなところを共有し、誰でも簡単に情報を取得できるようになればいいなぁと思います。

最初はイベントやSlackチャンネルでの情報交換!?

個人的にPowerBIやGoogleデータポータルをもっと知りたいです。

賛同頂ける方はいいねやメッセをよろしくお願いいたします。



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ウィル/Sho Maekawa
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