働くと豊かさ
この一年くらいずっとこのテーマを考えている。
資本主義と夢中になれること
東京の都心やサンフランシスコに行くと当たり前のようにキャリア形成して、資産を築いて、お金に余裕ができたらプライベートを楽しんで。
そんなモデルケースが多かった。
2018年~2021年あたりはそんなキャリア形成に憧れ、突き進んでいた気がする。
しかし2022年。自分が30歳になった時に長期的な計画を立てようとして苦しんだ。
10年以上夢中になって持続できることはなんだろう?
ここ2-3年のペースを維持して成長し続けることはできるだろうか?
これまではある意味手段はなんでもよくて、何かにベットしたら成長できたが、これからは何にベットするかが大事な気がしている。
1年以上悩み続けている。
データのキャリアアップも一定のレベルから環境要因に依存しやすく苦しんだ気がする。周りのデータ人材も悩んでいる人が多い気がする。
なんとなく働くことはできて、なんとなくステップアップすることはできるかもしれない。
でも、できることなら自分は世の中にまだない価値を提供することに関わりたい。例えば携帯電話に参入してシェアを3等分から4等分にするようなビジネスには魅力を感じない。
札幌に移住して感じたこと
20-30歳くらいの同世代の人たちと会話をした。
キャリアとゆとり
北海道の企業に勤める人は職場で活躍しているが、物足りなさを感じている人が自分の周りで多かった。
一方で車も家もあって、旅行も結構な頻度で行っていて、東京の同世代よりゆとりがある暮らし をしている面もあるのではないか?と感じた。
物足りなさを感じている人が活躍できる環境は必要と思ったが、キャリア形成への時間の投下とともに余暇のゆとりを持てなくなる世の中にはしてはいけないと思った。
街の活気
個人の主観ではあるが、10年前よりも札幌中心街の人の賑わいが少なくなっているように感じた。ゲームや漫画、ネットフリックなどの娯楽があるから、街に出なくなったのか?
わからない。
でも街の活気がなくなるとその街に住む人の雰囲気も暗くなる気がするので街の活気を作るのは大事だと思った。
東南アジアへの旅行で感じたこと
最近東南アジアへ旅行した。
格差
人口は日本以上。GDPも伸びている。しかし日本よりも格差を感じた。
主要5都市以外は農業か露店でどうやって稼いでいるのかわからない。
主要5都市も人が集まるモールはイオンがメイン。ハイブランドは首都の一等地のみにしか存在しない。
日本でいうところのサラリーマン層が増えるのに10年以上かかりそうだし、事前の想定との差に驚いた。
露店をしている人たちの幸せは?個人主義について考え直す
これまで自分は個人主義。豊かになるかならないかは自分次第。
勉強すればいいだけ。と考えてきた。
経済都市の住む人はそれでいいと今でも思う。
でも最近は考えを改めてこの価値観を強制してはいけないと思った。
Twitterのビジネス仲間は優秀なので、個人でステップアップできる方ばかり。その考え方は好き。
でもそれは日本の地方都市や発展途上国の一般層には受け入れてもらえないと思う。そこまでして資産を形成したくない。楽をしたい。というのが答えな気がする。これは高度経済成長みたいな局面になったとしても、無理しない人が一定数いるのではないかと思っている。
東南アジアの露店街で、
個人の時代!勉強して豊かになろうぜ!みたいな平成な考え方を強要してもコンビニができて、露店が潰れて、勉強を頑張れない人に対する代替策を用意できず、苦しい思いをするはずで今のやり方ではない気がする。
まとめ
個人主義でマッチョな世界観ではないけど、活気が生まれるような何かを意図的に生み出せると良いなーと思った。
Twitterや勉強会イベントなどのゆるいつながりにより頑張れるそんなコミュニティが自分は好きで、そこにヒントがある気がする。
自分は学生時代とても貧乏だったので、めちゃくちゃお金持ちになりたいという思いが今でもある。一方でお金のためだけに必死にハードワークするのはこれからの世の中的に違うと思う。子供にそんな姿は見せたくないと思う。
自分が夢中になれることを見つけて、笑顔で明るく、プロフェッショナルに仕事ができるように日々精進して行きたい。