「仕方がない」

おはようございます
MAIです🌱✨

70歳くらいの男性がおっしゃった言葉
「仕方がない」
この言葉が頭から離れない。

いま働いているところに
お客さんでやってきたこの男性。

その男性と目が合い、男性が手招きをしてた。
近寄ってみると
携帯の画面に映る女性を写真に収めたいから
どうしたらいい？という質問だった。

スクリーンショットのやり方をお伝えしたら
画面に映る女性について話してくれたり
他にもいろいろ話してくれた。

男性は豆腐屋を営んでいて
この近辺の給食の豆腐を全部俺が作ってたんだ！と
すごく可愛らしい笑顔でずっとニコニコと話してくれた。

お店に行きたいです！とお伝えすると
腰痛がひどく
店はもうたたんでいること
跡取りはいないこと
国は大企業しか見てないから続けていけないことを話された後

「仕方がない」と

すこしだけ暗い表情をみせた男性。

咄嗟に
「私たちが頑張らないといけないですね」と言った私。

他にもたくさん言葉は頭にあったが
これを選んでいた。

男性は何も言わずに
ニコニコな笑顔を見せてくれた。
いや、何か言っていたかも知れない…
でも何も覚えてない。

男性をお見送りをした後に
ずっと「仕方がない」が頭から離れない。

その言葉にはたくさんの男性の歴史が詰まっているように感じたから

そして、私の発言が
あまりにも中身がないこと
自分の意思がこもってないことに気づいて
それもあり、仕方ないという言葉が頭に残る

ありきたりな言葉ばかり発していると
心が空洞になる感覚がある
それは本当に自分がおもったことなのか？と。

ましてや、自分は
「仕方がない」と言えるほど
何かに全力でぶつかったことはあっただろうか？と考えた。

きっと男性はすごく粘って頑張っていたのだと思う。

そうでなければ
あんなにあたたかい笑顔はできないと思った。

この「仕方がない」の言葉で気づいたことは

今、あなたは本気ですか？と問われだと思う。

そうでなかったことに気づけたからこそ
もっと頑張ろうと思う。

どんな結果になっても

またね｡･*･:≡(　ε:)