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tom.vol.5   志布志市(鹿児島県)での楽しい釣りライフ!

個人としては5回目の記事更新となりました志布志市地域おこし協力隊村山です。
このブログを書くようになり、家庭菜園の記事ばかり書いて、仕事内容について前回ようやくお話しましたが、今回の記事・・・・・も趣味についてです('ω')

自分の趣味は、アニメや漫画などのサブカルチャーも好きなのですが、登山やキャンプ、釣りやSUPなどといったアウトドアも好きで、今回は釣りについてのお話になります。

みなさん釣りといったらどこでやるイメージでしょうか?
川、砂浜、磯、堤防、釣り堀、船、釣りイカダといろんな場所で釣りができますが、南北600キロと広がる鹿児島県。実は鹿児島の港湾・護岸施設(堤防や漁港)では釣り自体禁止されているんですよね。
自分も堤防で釣りをしていたことがあるんですが、鹿児島の釣りの規制について調べていたときにそうだったのかと驚愕しました。

実際ネットや口コミで案内される釣り場には多くの漁港や堤防が紹介されていますよね。では、鹿児島県内各地の漁港や堤防で釣りをしている方たちはどうかというと・・・。
やはりNG!釣り禁止や立ち入り禁止の看板が掲げられているところは当然ダメですが、それらが掲げられていない港や堤防でも釣りを行ってはいけません。
その港湾施設を管理している団体や業者に問い合わせて良しとすれば認められる場合があるみたいですが、基本的に釣りをしてはいけないことに変わりはありません。

そもそもここまで規制が厳しくなった背景には釣り人(遊漁者)のマナー違反やトラブルが原因とのこと。
県港湾空港課によると「港湾区域は釣りを目的としての利用を想定されていない」として、違反した場合、注意だけでなく罰則が課せられる可能性があるとのこと。
詳細は下記リンク先の「海や川を利用する者のためのハンドブック」を参照ください。

釣り人としては世知辛いですが、しっかり守るべきところを守っていかないと、どんどん釣りができなくなっていってしまいます。
マナーを守り、環境にも配慮する釣りを心がけましょう。

で、あるならば。
鹿児島県内で正しく釣りをするとなると、河川(一部漁業権の確認が必要)、砂浜、地磯、釣り堀、釣りイカダ、海釣り公園、船、船による瀬渡しでの釣り・遊泳可能な場所での素潜りなら可能ということになりますね。
もちろんその際駐車や移動にも注意を払わないといけません。
また、釣って良い(採捕して良い)魚介の種類や時期・漁業権もあるので、県のHPより確認しましょう。

詳しく見ていかないとたくさんの規制があります。例えばイセエビやウナギは採捕が禁止されている期間が設けられていますが禁止されていない期間なら捕っていいかというと、漁業権が定められている地域ではダメだったり、ウナギであれば21センチ以下のものは年間を通して採捕してはいけないなどの決まりがあります。
貝類に関しても同じで漁業権や大きさの規制があるので、しっかり守って採捕しましょう。

と長々とルール的なものを書きましたが、そのあたりをしっかり配慮したうえで志布志で釣りがしたい!と思って行ってきたのが・・・・志布志市の遊漁船「優幸丸」での釣行となりました!

こちらの船では餌釣りをメインとしているので、比較的初心者にもやさしい釣りとなっています。
自分は胴付き仕掛けでの釣りが最も得意とする釣りなのですが(サビキに次いで初心者にもおすすめ)今回は天秤の吹き流しの仕掛けということで、あまりやったことのない釣りなので、とても楽しみです。
今回電話で予約し、昼に釣りに行くつもりでしたが、日中は暑すぎて体力の消耗が激しいとのことで夜釣りを勧められ、船釣りとしては初の夜釣りとなりました。

夕方5時に志布志港から出港。30分ほどかけ枇榔島周辺まで移動しました。
気圧配置や天候を確認してきたのですが、本来ならそれなりに穏やかな天候・・・だったはずですが当時本州の南の海にて台風が発生しており、東側からの波、そして枇榔島周辺は夕方波風が立ちやすいらしく、変わった波の動きがおきており、船はかなり揺れていました。


今回行った釣りは90号の重りを使ったコマセ天秤仕掛け。針は吹き流しの5号3連針を使っていました。
釣り開始直後、船の揺れはかなり激しく、底取りを誤って開始30分で根掛かりしてしまいリーダーから先の道具を全部失ってしまいました・・・。
船酔いも相まって今回の釣りはダメかもなぁと思いながらも、志布志でのせっかくの初船釣りなので頑張って釣りを続けました。

本来なら中アジやサバ、イサキが釣れたりするらしいのですが・・・周囲の人たちも全くアタリもなく、1カ所目を断念し2カ所目に移動。
船長曰く8月は釣果が上がりづらく、さらに今年は台風が通らないことにより海水温が高く、海の中も変化がなく例年よりかなり渋いそう・・・。


月が綺麗ですね・・・

2か所目に移動してきてようやく周囲の人にアタリがありました!
釣れたのは良型のイサキ。この時にようやく波風が穏やかになり、船酔いも治まって期待値が高まります。
ちょこちょこ餌がかじられるアタリが感じられるだけでも期待で楽しくなってきます。
そしてようやく自分の竿にも魚がヒット!
が、重りが90号ということもあり、全く引きが分からない・・・。釣れていると信じてリールを巻き続けると・・・。
中アジでした!
しかし、初の船での餌釣りで糸の長さもあり、もたついている間にバレてしまいました・・・。
気を取り直して再度挑戦!するとすぐにまたアタリが!
今度は慎重に引き上げ、見事25センチほどのアジを引き上げることが出来ました。

全くダメかと思っていたので、これだけでまぁ良かったかと思っていたのですが・・・。
あまり期待せず釣り糸を垂らしていると、いきなり大きなアタリ!!
落ち着いてリールを巻くのですが、なかなか上がってこない・・・。
今回用意した竿とリールがかなりゴツイ物しか用意していなかったこともあり、いまいち引きが分からない・・・。
竿を立てるとグングンと強い引きが伝わり、もしかして大物かもと船上はザワついてきます。
ドラグ調節が完ぺきだったこともあり、慎重に時間をかけ上がってきたのは・・・・。
なんと66センチのコショウダイ!自分が過去に釣った魚の中でもトップクラスの大きさの魚でした。
重りの重さと、ゴツイ竿のせいであまり実感ありませんでしたが、かなりの大物です。
針は5号だったので、ほんとによく上がってきてくれたと思います。

その後、この季節とは思えないほどたくさんの釣果が。
続いての魚は先ほどのコショウダイほど引かなかったですが、こちらも良い引き。
上がってきたのは42センチのクロホシフエダイ。
クロホシフエダイは今まで何回も釣ったことはありましたが、それもせいぜい30センチ程度。この大きさは初めてでした。

その後も35センチオーバーのイサキがポンポンと合計4匹釣れ、小さなクーラーボックスはいっぱいに。
夜10時半に釣行を終え、実家の鹿児島市に帰りました。
帰り着いたのは深夜2時ごろとかなり遅かったので、その晩はお風呂に入ってすぐ熟睡でした。

翌朝、朝食を軽くすませて早速魚を捌くことに。
まずクロホシフエダイを捌きましたが、このくらいの大きさになると捌き甲斐がありますね。
柵の状態にまでしたら次は今回のメイン、コショウダイを捌きます。
※写真は上からコショウダイ・クロホシフエダイ・イサキ。

さすがにデカすぎる・・・。骨もごつくて包丁がなかなか通りません。
捌くのも少しへたくそになってしまいましたが、それでもかなりの身の量。
イサキも捌いてご覧の通り(写真は隣人におすそ分けしたので少し減っています。)

刺身、焼き魚、アラ炊きにして食べましたが、アラ炊きが普通に煮魚の量。
頭の半身だけでかなりの食いでがありました。
真面目にレビューすると、焼き魚、アラ炊き、刺身の順に美味しかったです。
焼き魚は4匹釣れたイサキのうち2匹を使用し、皮のパリパリさと身のうまみが最高でした。
刺身も順番を付けると下の方になっていますが、どれも美味しかったです!
アジは脂が乗っており安定のおいしさ。イサキもアジに次いで脂が乗っていて美味しかったのですが、あとになって皮目のおいしさを思い出して炙りにしたらよかったなぁと思いました。
クロホシフエダイも歯ごたえがよく、やや淡泊ながらも魚のうまみがしっかりしていて美味しかったです。
コショウダイも、身の大きさから大味なのかと思いきや、身は甘めでうまみが強く、大きく切ってしまいましたが薄めに切ってもかなり楽しめる味だなと感じました。後で調べたらポワレやムニエルが合うらしく皮を全部はいでいたので料理に変化をつけるために皮ごと焼いてムニエルにしても良かったなと思いました。

・・・そして一回で食べきれる量でなかったのでかなり多くの人におすそ分けし、それでも余った分は漬けにしました。コショウダイの身の感じからして、漬けが絶対に旨いだろう確信しました。

そして完成したコショウダイ・クロホシフエダイ・イサキの漬け丼。
with我が家の大葉。

当然のごとく美味しかったです。大きめに切ったコショウダイの身に漬けのタレがよく染み込んで最高の漬け丼でした。

期せずして志布志での初船釣りは大成功で幕を閉じました。
LINEのアドレス交換した船長からの報告で8月としてば珍しく釣果が上がってきているそうです!
※ちなみに8月8日に日向灘地震が起きていますが、釣行はそれより以前のものになります。
9月になったら青物が回ってくるみたいなので、またその時期になったら釣りに行きたいと思います。
ジギングとかも随時やっていきたいですね。

今回の記事はここまで・・・・・・・・・・・・・・ですが、もう少しだけ釣りの話が続きます。
いま書いたこの話では鹿児島の港湾施設(港や堤防)では自由に釣りができないと言いましたが・・・
実はまだ他にも釣りをする方法があるんですね。
詳しくは次回話したいと思います。
それでは今回はここまで。ではでは(^_^)/~


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