休職期間に入ると同時に、妻は海外出張へ飛び立った
はじめてのメンタルクリニックを受診し、適応障害の診断を受け、3か月の休養が必要と医者から伝えられたその日、ぼくは震える手で上司に電話し、長期休養に入りたい旨を伝えた。
今まで有休もロクに使ったこともなかったし、新婚旅行でもPCを持参していたほどだ。
このマインドは、「ザ・浪速の中小企業の経営者」である父親からもろに影響を受けている。
父は24時間・365日仕事のことを考えているような人だった。そんな背中をみて育ったから、ぼくにとって休むことは、後ろめたく、辛いことだった。