元楽器屋が教える良いギターの選び方(序章)
ギター足軽のドクです。
今回はエレキ・アコ問わず入門者に向けてギター選びの基準を書いていきます。
本記事の結論「良いギター」なんて無い
いきなり記事のタイトルを否定してますが(笑)まぁ聞いてください。いま私がギターを教えている生徒Aさんについてです。
Aさんは「見た目が最重要!」という観点で自分で選んだ5万円のアコギでレッスンを受けています。ちょっと王道から外れるメーカーなのですが本人は大満足で、とても大切に弾いています。
他にも、私の夜の職場にご来店される60代のお客様Bさん。
Bさんは私よりだいぶ年上でお金持ち(お医者さんですよ)で、しかも私よりギター歴が長い上に歌も演奏も上手な人なのに、10万円以下の古い国産アコギを買いまくり「また買っちゃったんだけどさぁ!ホラ見て、凄く良いでしょ!」と毎回嬉しそうに話してくださいます。
私からすれば二人とも「イヤイヤ…もっと良いのあるじゃんよ」と、最初はそう思いましたが違います。なぜなら二人とも「メチャクチャ楽しそう」だからです。
良いギターとは木材やブランドや値段じゃなく「その人がトキメキを感じるギター」なのです。 しかし今回は序章ですから、分かりやすい目安を具体的に書いておきましょう。
エレキ・アコースティックどちらでも価格が20万円以上なら「死ぬまで使うに値する」と言って差し支えないと思います。根拠はありませんが自信はあります(あくまで個人の見解です)
前半に出てきたAさんは次に欲しいギターも明確になっていて、王道メーカーの中古で20万くらいのモデルを狙っています。
医師のBさんはネタっぽく書かせてもらいましたが「今まで高いギターを買いまくった結果、何周もして今は古い国産が好き」で、好きなギターがたまたま安いというだけなのです。
今回、一番伝えたいことは「トキメキを感じているか」ですね。
初心者から中級レベルくらいにステップアップする頃、Fの難しさと一緒に最初の1本を買ったときのトキメキも忘れてしまう時期があります。
あえて精神論から書きました。もちろん材やシェイプやメーカーも知っておくべきですが、そういう知識は知れば知るほど買う時に迷うんです。
いつか迷うことがあればこの記事を思い出してもらいたいです。
と、このままではタイトル負けになりますので、次はもっと具体的な選び方を書きます。
see you folks
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