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2025年仕事始め
2025年は、巳年ということで、年男を迎えました。思い起こせば、前回の年男であった2013年は、1月末にドイツから帰国し、2月末で九大を退職し、3月1日から奈良先端大・准教授に、と大きな変化のあった年でした。というわけで、2025年、どのようになるのか楽しみです。
研究面での抱負
九州大学システム情報科学研究院でおそらく最大の研究グループ(学生54名)として、これまで通りしっかりとした研究業績を挙げていくことはもちろんですが、今年は次の12年を見据えた新しい新しい研究分野の開拓をしたいなと思います。
この数年は、「行動変容」関連の共同研究を実施させていただき、国際ワークショップBCSSのPCや国際ジャーナルBIT JournalのAssociate Editorも務めさせていただいています。この研究分野は、奈良先端大で、IoT・スマートホーム系の研究をしていたころ、2015年にAlphaGoが登場し、もしAIが超絶賢くなり、行動認識ができるようになったらどんな世界が来るだろうと思って構想を練ったものですが、それから5年くらい経った頃にコロナ禍が発生したり、SDGsの流れが来たりと、行動を変える技術に注目が集まったように感じます。
同じように、今から5年先となる2030年に注目されるような新規性の高い研究領域を今から探す必要があるだろうと感じてます。
教育面での抱負
2025年4月には、新規に8名の博士が入学予定です。新4年生と他大学からの修士1年生も合わせて、例年通り15名前後が加わると考えられ、50名前後の学生と楽しく研究をしていきたいと思います。現状も、受賞も多く、学生たちの成果は文句なしという状況ですが、博士が増えるということで、トップ会議、トップジャーナルを目指していきたいと思います。
2025年度は、久しぶりの1年生のクラス担任も担当します。九大の1年生は、全学部が混ざった形式なので、どんな学部のどんな学生さんと会えるかが楽しみです。基幹教育情報系科目もここ数年担当してなかったのでそろそろ担当が回ってきそうです。あと、夏の女子高校生の受け入れにも加わりました。2025年は結構、教育面で忙しくなりそうです。
福岡未踏の活動、3年目の引き続き実施予定です。2年間で90名近いクリエータを支援するとともに、2年目には多くの企業に参画していただき、福岡に未踏のコミュニティが少しできた感はあるのですが、この灯を消さないようにせねばと思っています。
社会活動での抱負
2025年5月から、情報処理学会モバイルコンピューティングと新社会システム(MBL)研究会の主査を2年間務めることが決まっています。今年は、すべてのMBL研究会に参加しましたが、これから2年間も全参加予定です。これまで以上に、MBL研究会を盛り上げていきたいと思います。
情報処理学会と言えば、どなたかに推薦いただいており、理事の候補に残っていました(驚)。主査とダブルで担当でもOKとのことでしたので、推薦者の意図を汲み、立候補させていただいております。2回目の理事となりましたら、前回よりも多少なりとも貢献したいと思います。
MBL研究会と言えば、国際会議ICMU(International Conference on Mobile Computing and Ubiquitous Networking)を長年にわたり主催しています。これまで、2014(シンガポール)、2016(ドイツ)でLocal Arrangement Chair、2021(東京)はPublicity Chairと担当してきましたが、2025(釜山)はついにGeneral Chairを担当することになりました。多数の投稿をお待ちしています。
2025年はUbiComp/ISWC2025のWorkshop Co-chairも務めます。ユビキタス・ウェアラブル分野のトップ会議で、毎年10を超えるワークショップが開催されるますが、チェアとして盛り上げたいと思います。
プライベートの抱負
今年は、とにかく、健康、ですね。昨年、11月途中から、しゃがんだあとや正座したあと、立ち上がるときに股関節が痛い(普段はなんともなく、走っても痛くもない)という謎の状態に陥いっています。立って一度伸ばせは何ともないのですが、やはり立ち上がり時の痛みが、1ヶ月以上続くので整形にいってレントゲンを取ると、『骨棘(こつきょく)というのがやや成長している。変形性股関節症の初期とも言えるけど様子見』という何ともよくわからない診断。変形性股関節症の典型といえる軟骨は特にすり減ってないし、ストレッチしか療法が思いつかないそうな。
で、その1週間後、今度は膝を曲げると痛くなって、そもそもしゃがむことができなくなってしまいました(びっくり)。ある角度以上に曲げると何かが挟まったような感じで膝が曲がらないので、忘年会では座椅子を用意してもらったり面倒なことになっています。そろそろ発症から1ヶ月くらい立ちそうですが、正座ができないのは、お風呂に浸かるときや布団に入るときなど何かと不便を感じてます。こちらも、関節を折りたたまない限り、歩いても走っても痛くも何ともないという不思議な症状。
こうした物理的な故障に加えて、12月受けた人間ドックから、これまた要精密検査の結果が戻ってきました。便潜血++ということで、昨日、別の病院で大腸の内視鏡検査をしてきました。結果は特に何もなく、綺麗な大腸で、こちらは一安心。
この1年、たまにジョギングをしていたものの、体重も増え気味ですし、股関節、膝と色々と不調が多く、衰えを感じる日々です。昨年なくなった祖母は95歳。そんなに長生きはしないと思いますが、あと40年くらいは体が動いてくれないと困るな〜と心配です。