見出し画像

2024年1月の記録

2024年1月は、海外出張、東京出張2回、沖縄出張と毎週どこかにいってました。週末も合宿に、入試に、出張にとほぼありませんでした・・・


福岡未踏

2023年6月から始まった、福岡県下の未踏的な若手クリエータを発掘・育成する事業(経産省補助事業、通称、福岡未踏)もフィナーレを迎えました。半年間で、21件を採用し、延べ50名の若手クリエータを発掘・育成しました。アカデミアや産業会から18名のPM・メンターを召喚し、糸島市や福岡市、福の湯など自治体や企業も巻き込んでの大事業でしたが、皆様の協力で無事に1年目を終えることができました。ご支援いただいた皆様、ありがとうございます。

成果報告合宿

対外的な成果報告会とは別に、採択者・PMメンターの交流を深め、コミュニティとしても成長できるように、内部向けの成果報告会を合宿形式で行いました。正月早々の3連休の2日間を使い、みんなで志賀島に泊まり込んで、お互いの成果を報告し合い、刺激をもらい、切磋琢磨する良い機会となりました。風呂や夜の会議室で、PMメンターと語り合うことも大切な時間になったと思います。控えめに言っても最高でした!

成果報告会

2024年1月27日にLINEヤフーコミュニケーションズのオフィスをお借りして、福岡未踏の成果報告会を開催しました。150名以上の参加者の前で、21件50名のクリエータが、これまで3ヶ月・半年取り組んできたそれぞれのプロダクトを紹介しました。10分という短い時間で色々伝えるために、これまでにないほど動画に凝ったプレゼンも多く、成果物としての完成度だけではなく、人材としての成長が見られました。

このときのつぶやきはこちらをご覧ください。熱気が伝わってくるのではないかと思います。

最後に、最も優れた5チームに、本体未踏でのスーパークリエータに相当する賞として、ちかっぱクリエータ、の称号を授与しました。

今回の福岡未踏の取り組みをダイジェストビデオにまとめていますので、ぜひご覧いただき、来年は応募してみよう、企業としてスポンサーになろうなど検討いただけると幸いです。

イベント

国際会議ICRCA2024@上海

中国人博士2名を連れて、The 8th International Conference on Robotics, Control and Automation (ICRCA 2024)という聞き慣れない国際会議に参加してきました。予想通り、ほとんど中国人の参加者でしたが、年度内にどうしても国際会議発表をさせたく、査読期間が短く、きちんとIEEE XploreやScopusに掲載されるもので、中国人のビザが要らないところ(査読が短い=採択から開催も短くビザが間に合わない可能性が出てくる)を選びました。

会議前日の夜到着して、軽く夜景を観光。上海は、なにげに初めてで、想像以上に大きな街であることを知りました。とにかくFoggyですけど。

会議はこのような小部屋に分かれて開催され、無事に二人の博士も発表ができました。数少ない外国人の中に知り合いを発見できたのはびっくりです。

今回、中国人が一緒なので言語で困ることはなく、更に、WeChat Payがあれば何でも買える感じで、意外と快適な中国滞在でした。SIMカードは必須です。

ウェアラブルエキスポ@東京ビックサイト

神戸大学・塚本先生からお誘いをいただき、ビックサイトで開催されたウェアラブルエキスポに出展しました。展示内容は、中村先生のeat2picと、福嶋先生のVR英単語学習システムの2つですが、この展示に合わせて作った研究室カタログを使い、訪れた人の所属に合わせて色々な研究を紹介しました。すでに何社か連絡をいただいており、共同研究につながることもあるのではないかと期待しているところです。

私が参加した日に、ちょうどnobiさんによるApple Vision Proの講演があるということで参加しました。すでにチケットは売り切れていたのですが、司会者である塚本先生のツレということで裏口から入れてもらえました。Apple Vision Proのことをあまり詳しくは追っかけてなかったのですが、今回の話を聞いて欲しくなると同時に、個人の目にチューニングされ、個人用となるということで研究で1つみたいな使い方は難しそうということがわかりました。

講演を聞いてブースに戻ったら、Google Glassの生みの親Thad先生がいるではないですか!声をかけて説明して、色々とコメントをいただいて、写真まで撮らせてもらいました。セミナー講演は、若手の先生2人にお任せ。とても素晴らしくて、任せっぱなしで良さそうです。

国際交流

IDAKS2024@沖縄

2018年のイタリア以来となる文書解析・知識科学に関する国際ワークショップに参加しました。今回は沖縄開催で、ドイツ、フランス、スペイン、日本の各地から研究者が集まり、3日間寝食をともにして、相互に研究紹介をするとともに、今後の共同研究について検討しました。

日韓ワークショップ@伊都

昨年12月から釜山大学との交流が始まり、今回は2回目の会議となりました。今回は、釜山大学から30名の学生と8名の教授・学部長が九大に来学し、相互に研究発表を行うとともに、学部長・研究院長の面談などを行いました。

恩師最終講義

博士1号として卒業し、助教としても3年務めた、慶應義塾大学理工学部情報工学科の山中直明先生がご退官を迎えられるということで、最後の講義に勉強しに行きました。博士の副査をお願いした天野先生も同じくご退官で、お二人の講義を聞いて、学問や研究に対する愛と学生との向き合い方、そして人間としての生き方など色々なメッセージを私なりに受け取りました。

会場には、2年前に退官済みの学部・修士の恩師である笹瀬先生もいらして、久しぶりにお話できました。退官時や同窓会には駆けつけられなかったので、本当に良かったです。卒業生たちや当時の事務の方などとも久しぶりにお会いでき、20年という歳月は長いようで、ほんの数年前のような気もするな〜と感じました。そして、大学時代、本当に恵まれていて、そして今があるのだなと思いました。こんな雰囲気・時代を引き継ぎ、更に進化させながら、今の研究室を作っています。先生方、本当にありがとうございました!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?