仮想インフラ基盤(Proxmox)参考例

共有ストレージと3台以上のProxmoxノードがあればHAクラスタとしての最低条件が揃う。分散型ファイルシステムも使いどころ次第だろうか。個別ノード内部にディスクが分散する形なので共有ストレージを持つ必要はないが、データ管理が個別サーバ側に移るため逆に複雑な管理を求められることになる。正直、あまりメリットを感じない。技術的には複数の共有ストレージを束ねて大きくする感じが正解。小を束ねて中を作るのはデメリットが多い、大を束ねて巨大にする感じだとメリットあるかな?

話を戻して冗長化された仮想基盤システムはこんな感じ。てんこ盛りで記載しているので、実際は必要な部分だけ切り取って構成する。

ざっくりこんな構成が多いのではないかな?

この辺りの構成はVMwareでもHyper-Vでもほぼ変わらない。基本的に同じような作りが可能と思ってよい。ただ、Windows固有、Linux系固有の部分はあるので知識はフル活用すること。

VMwareはGUIを使った固有管理方式が一般的ですがシェル(スクリプト)を使った管理も有名。コマンドも固有ではあるが、Linuxの知識やPowerShellの知識があれば問題ない。Hyper-VだとMicrosoftOSの知識の集大成みたいなものであるためActiveDirectory、フェールオーバークラスター、NICのチーミング知識があれば構築や管理に問題はない。

ProxmoxだとLinuxOSSでの集大成なので、なんとなくLinuxが使えるのであればどうにかなる。

災害対策ストレージ基盤

あと共有ストレージについては小規模NASやストレージサーバ、エンタープライズなストレージまで規模と機能が違えどもやってることに大差はない。

大規模システムだとストレージ機能を使ったローカルレプリケーション機能、遠隔地レプリケーション機能を使ってバックアップや災害対策などをする。

DR対策としてのストレージ構成


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