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"WHAT IS THIS THING CALLED LOVE?"

CHARLIE PARKER WITH STRINGS
Charlie Parker (as)
Walter Bishop (p)
Teddy Kotick (b)
Roy Haynes (d)
unknown oboe and string section
Broadcast, Birdland, NYC, 7 April, 1951

これまたストリングスを従えてのラジオ放送。
バードランドを活動拠点にしていたこの頃のパーカーには本当に良い演奏が多い。WITH STRINGS だからと敬遠している人がいたとしたら勿体ない。

曲はおなじみコール・ポーターの「恋とは何でしょう」。パーカーによるこの曲のライブ音源はいくつもあるが、これが決定版だろう。時間にしてわずか2分足らず。テーマも早々にいきなり全力疾走するかのような演奏に呼応して聴衆の一人が奇声をあげる。ストリングスの間奏を挟んでパーカーは2コーラス分のソロをとるが、圧倒的なのは最初の1コーラス目。ここの第25小節目でパーカーが吹いている音塊を採譜して分析するようなもの好きが世界のどこかにいるのではないか。"A NIGHT IN TUNISIA" の The Famous Alto Break より私はこちらの方が好きだ。怒涛の1コーラス目と比較して、2コーラス目のソロはさすがに流している感じの演奏である。あんな演奏が何コーラスも持続するはずがないので、これはこれで安定したいつものパーカーだ。

まさに魔法のような2分間。



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