結界は破られた
ロンドンの中のロンドンたるシティ。その境界線を定め、内への玄関口を守護するべくドラゴンの彫像がシティの各要所に鎮座し、睨みを効かしている。
以下に紹介するのは、ドラゴンたちの魔力も空しく、美しいシティの街並みが現代建築によって破壊、侵食されてゆくのを嘆く建築家の記事。
結論をいえば、結界は破られている。とうの昔に。ドラゴンのブレスも現代建築には効き目がないようだ。
大英帝国の凋落、ブレグジット、やがて訪れる王室の没落、あるいは国外逃亡劇・・・。冗談はさておき、ドラゴンの守護を失ったシティの住人たちの迷走は続く。
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