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"スターターキット"は重要な種となる

植物を栽培する時に種を土に植えますが、その種がしっかりしたものでないと、うまく発芽しなかったり弱々しい植物しか育たないということがあります。だから、植物から種を採取する時には良いものを選定するという作業があります。

コンブチャも植物同様に、種菌となるスターターキットにいる微生物たちが良い状態であればその後の育成は順調ですが、そうでない場合はいくら適切に育成したとしても微生物たちには反映されにくいということが起きます。弱々しい微生物を育てても基本的には弱々しいままです。従って、コンブチャを育てる際には植物同様に、まずスターターキット=微生物が良い状態であることを確認することが必要です。

しかしながら・・・現代の我々は時間に追われ、また情報の荒波の中で、なかなか本質的な部分に触れたり最適解に辿り着くことができないことが多いように思います。

"コンブチャのスターターキットはどこで入手しても同じ"
"安ければラッキー"

このように思ってしまうことは何ら不思議ではありません。
ただ、過去に450名以上に高活性コンブチャの作り方をお伝えしてきた私からすると、作り方以前にスターターキットが劣悪だった場合はもはやコンブチャ作りのスタート地点にも立てないままコンブチャ作りを終えてしまうことになってしまう…そんなケースも多々見てきました。

良いスターターキットを入手すれば、最短で微生物が多くて元気な高活性コンブチャを作る事が出来ますが、悪いスターターキットを入手してしまったら、頑張っても頑張っても一向に心から美味しい!!と驚けるような味にはなりません。正確に言うと、高活性の状態まで持っていくことは不可能ではないのですが、間違いなくそれまでに心が折れてしまうでしょう。だって、美味しくないコンブチャを半年から一年も作り続けないといけないのですから。

どんなスターターキットが良いのか?

Point 1:そのスターターキットから作られたコンブチャの味を美味しいと感じている。
⚠︎ただし、二次発酵した状態や炭酸水などで割った状態ではなく、原液の状態で甘み・酸味・微炭酸のバランスが良いこと。

Point 2:作り方をしっかりレクチャーしてくれて、アフターフォローがある。
よくあるNG例として「味見して美味しいと感じたらOK」「紅茶の味がなくなったらOK」のような説明。これは説明になっていません。実際作ってみたら分からないことだらけで困る方ばかりです。

Point 3:作り手が少なくとも一年以上継続して良い状態で作っていることが分かる。
最低でも一年以上は同じ作り手が作っていることで微生物たちは安定的に発酵していることになります。一年も作っておらず、自分自身今だによく分かっていないのに株分けしたりワークショップする方が散見されます。このような作り手からスターターキットを入手すると、微生物が不安定で発酵時にスムーズにいかない可能性が高くなってしまいます。

いかがですか?
言われてみれば当たり前のことかもしれませんが、実際は手当たり次第に見つけたものを購入してしまうことが多く、そしてうまくいかなかったり失敗する方がどんなに多いか。そして、私の講座に辿り着くことになるのです・・・

もちろん、回り道が悪いとは思いません。私の講座に辿り着くということは諦めずに探し当ててくれたということです。しかし、実際には多くの方が「失敗した〜、もういいや、やめた!!」とコンブチャの本当の味と楽しさを知らずにコンブチャに別れを告げてしまうわけです。一回失敗したものをまたやろうと思うことって、相当なきっかけがないと難しいと思いませんか?一期一会という言葉がありますが、一度のチャンスを逃してしまったらもう次のチャンスは巡ってこないこともあります。ここまで読んで頂いた方には是非、コンブチャの本当の姿を知った上で、それから長く付き合っていくか、別れを告げるか、はたまた一度別れを告げてまたヨリを戻すかを検討して頂ければ幸いです。

微生物への気持ちが溢れちゃって、スミマセン^^

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