「電脳会議」登録しとくと良いかも。
こんにちは、すぎっちです。2025あけおめ。
さて、みなさんは「電脳会議」って知っていますか?技術評論社から無料で郵送されていた新刊案内の冊子なんだけど、これが便利だった。先日2024年12月のVol228を最後に紙面版は廃止になってしまった。残念だ。
で、今後はPDF版で発行してくれるので、この記事で興味持った人は下のリンクから登録して無料購読するといいよ。って情報共有だ。(ちなみにオレは技術評論社とは何の関係もないよ(笑))
このページに過去発行の紙面がPDFで置いてあるので、どんなものかはそれを見てくれ。で、無料なら良いなと思ったらメールアドレスを登録すればOKだ。(以下は読まなくていいよ)
1.どう便利なのか
本の発売前にお知らせしてくれる。
例えば、文学作品とかだったら、Amazonのレビューでも参考になるし、書評のサイトもいくつかある。そして発売後すぐ読む必然性は薄い。
でも技術系の本って、技術と同時に陳腐化していくので、本が出る前にどんな本が出るのかを知っておきたい。でも、自分で読んでみないと、「この技術への疑問や課題を解決できる本なのか?」が判らないんだ。自分のレベルや知りたい分野に合った本でないと意味ないからね。
PUSH型のおしらせ。
技術評論社は技術系書籍の大手なので、いろんな分野の本を出している。今だと生成AIの技術や使い方から、ソフトウエア言語。パソコン、カメラのハードから回路実験。エンジニア向けの行動論、組織論。年金、仮想通貨、株運用などの将来設計まで、あらゆる分野の書籍が出ている。
それをPUSH型でお知らせしてくれるという事は、新聞購読のように、知りたい情報以外も知ることができるメリットがある。
「こういう技術が最近は注目されているのね」と気づかされて、「じゃ、時間も空きそうだから、さわりだけでも勉強しとくか。」なんて事がある。
これはオレみたいな、技術営業職みたいな人には最適だ。本が出るという情報さえ最低限持っていれば、客先で「あ、それの本が出るって何かで見ました。早速Amazonで買っておきます。情報ありがとうございます!」という最低限の受け答えはできるから。
本の内容が判りやすい説明。
例えばExcelの使い方の本だとしたら、画面のどこをどう操作するか、豊富な絵で説明してほしいけど、そういう構成の本なのか???って思いますよね。本の内容を第3者がそのままコピーしてレビューに上げるのは著作権の問題があってできないけど、出版社ならそれができる。だから、紹介がわかりやすい。
流行の把握。
同じ分野、内容の本がたくさん発刊されるということは、それだけ買う人がいる、流行りの技術だったり文化だということだ。vol228では年末なので2面に年賀状の資材集やソフト付きの本の特集。3面に天体観測ダイアリー。4面に確定申告本の特集、、、となっている。確定申告の準備も必要な時期だよなぁ、、、、と気づかされたオレが居る。
無料。
新聞購読は有料だが、これは無料だ。だって本の宣伝だからね。
でも、技術評論社以外から同種のもっと良い本が出ているかもしれないから、同種の他社の本を買ってもいいのだ。検索結果によっては本を買わずにWEB情報だけで済む場合もある。それでも情報トリガーは無料なのだから、活用しない理由はない。
2. これまで無料で届けてくれてありがとう。
紙代、印刷代や郵便代も値上がりして紙面版の無料配布が出来なくなったとの事で、それは当然納得できる理由だし、むしろ時々しか本を買わないオレにも無料で郵送してくれてありがたかった。
出張の時に新幹線の中で読んだり、本屋で「この本ありますか?」って出したり、この本良さそうって情報交換したり、いろいろ使わせていただいた。
感謝してる。
3. 今後に思う
今後はますます本という紙の媒体を買う機会は減るのだと思う。理系脳が情報を求めて本屋に行く意味がすでに無くなった。そして本屋自体が激減した。だから、ふらっと立ち寄って小説、漫画から歴史書、料理本、旅行ガイド、技術書まであらゆるジャンルの立ち読みができる入口に、このPDFをしてしまう。(本との「出会いの場」を作る)ならばやっぱりアプリ化なんだろうな。
どうせ紙という物理メディアは一定数(デジタル前の幼児向け、デジタル後の老人向け)だが残る。一方、電子メディアは時代と共に形を変えていく。どこで勝負をするのか、したいのか、2020年代も折り返し。2030年に向けて出版業界も戦略を考えているんだろうなぁ。
と言う事で、年始にいろいろ思った。 じゃ、またね。