渋谷から常磐松、広尾へ

明治大学の駿河台キャンパスに続いて、渋谷の一等地にある國學院大學のホームカミングデイに行ってみた。この頃の私大は、高校生だけでなく卒業生や親たち、一般のおとなに向けてのアピールに力が入っている。ゆかりのある地方の物産展も賑やかだった。
お目当ての1つが、キャンパス内の博物館。所蔵されている縄文土器などのお宝の数が半端じゃない。東京国立博物館に貸し出したりもしているのだろう。この大学、神道や国文学だけじゃない。日本のルーツ、大陸との関係、考古学に関する資料などの貴重な資料を山ほど持っているらしい。
歌手の相川七瀬さんが一般学生に混ざって大学4年間を終了し、この春から大学院で学んでいる。その彼女の講演会も大人気で、あっという間に満席、受付終了となっていた。いち早く申し込んで参加できた友人によると、想像以上にいい話だったと。
昨年は、元フィギュアースケート選手で、今や國學院大學の准教授として活躍している町田樹さんの講演を聞いた。子育て時代に狛江で活動していた「手作り絵本の会」で一緒だった友人も、数年前からここの大学院で学んでいる。そういえば、この大学の近くにある山種美術館も素敵なところだ。庭園の中のカフェも…、最近行ってないなあ。
渋谷の駅周辺は、再開発で全く見知らぬ街になってしまった。さらにコロナ禍に、ふらっと都内に出る習慣をすっかりなくしてしまった私だけれど、貴重な文化的財産をもっと気軽に見ておこうと思った。

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