秋の気配
真っ青な空が高い、空気も澄み渡り涼しい風が吹いてくる。秋だ! この先もまだ高温の日が続くらしいが、少なくとも今日は秋を感じる。気温は高くても太陽の光の入り具合が違うのだ。まず朝日が顔を出す方角が、真夏に比べるとうんと違う。午後の日差しも、だいぶ部屋の奥まで入り込んでくる。季節は確実に進んでいる。いろんな異常が重なっても、地球と太陽の動きに大きな変化はないようで、ホッとした。学校も幼稚園も始まった。登下校の時間帯に、子どもたちの姿がみえる。
お向かいの子だくさんのお宅では、明日からママが入院することになったらしい。今日、旦那さんのお母さんが、山口県からやって来た。1年前、4人目の出産のときにも来てくれるはずだったのが、向こうの家族がコロナにかかったからと、旦那がひとりで子どもたちの面倒を見ていた。
ママの入院は特に深刻な病気というわけではないけれど、今回こそ、何が何でも手伝いに来て欲しいと頼み込んだのだそう。小学生の上の2人はともかく、動き回る4人目の子を見ているだけでも大変だ。
お母さんは、確か私と同じような年齢のはず。心細そうにあいさつに見えた。わが家は隠居、お向かいさんは現役家族。ごくろうなことである。