ますます恐ろしい SNS

長年アメリカで暮らしているふるーい友人が、ネットだけで知る情報でいちいちコメントを送ってくる。都知事選のときも、そして今回の兵庫県知事選でも、「政党消滅」「日本大丈夫か」「どうなっているの?」と。
SNSだけで手に入れる情報がすべて正しいと、そいつは思い込んでいるから、事の発端や時系列の出来事を説明する返信を送っていたのだが、まどろっこしくなって止めた。無意味な議論・・・、嫌な気分になる。
アメリカにいる人に限らない。テレビや新聞を見ない世代はSNSがすべて。恐ろしい、無法地帯ではないか。まるでアイドルを追いかけるように、黄色い声を上げて、「がんばって~」とサインまで求める兵庫県民の映像を目にし、驚きとともに、言いようのない幻滅と失望を覚えてしまった。どうなっているの、兵庫県、この先どうなる? 
いろんな情報の中から、自分で考え選んで責任を持って行動する、若い人たちはそんな風に教育されてこなかった。私世代の女性たちも然り、大きな流れに身を任せる、そんな人たちばかりだ。こういう話題にはあまり触れたくないと思っていたけれど、サゲサゲ・・・の気分だ。



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