歌って、歩いて

今日もまた、懐かしの昭和ポップスを10数曲、歌ってきた。いつもの町田ではなく、生田のグループにゲスト参加。読売ランド駅前のスタジオに10数人が集まって、楽しい時間だった。
周りのことはいっさい気にしない、音が外れようが、出だしを間違えようが、かまわない。ひたすら大きな声で、身体を揺らして歌うだけ。
「ロビンソン」とか「ライオンハート」、「負けないで」のように、聞いたことはあってもよく知らない歌、あまり好きでない歌のときは、声も出さない。我関せずでいられるのが、とても心地良いのだ。
ピアノの先生の妹にそんなお歌の話をしたら、「身体全体を空洞にして、低い音はここ、高い音はここを響かせる……」なんて講習がはじまった。確かに、その通りにすると出ない高音も出る、でも私は、そういうレッスンがイヤ。一生懸命頑張って、上手になろうなんて思っただけでストレスになる。昔から向上心は全くない。だからお稽古事もできない。注意されながら学んでいくことができない私だ。楽しければいい。
そして、このスタジオから歩いて帰るという、新たな楽しみが加わった。
前回は、ひとりでのんびり歩いたが、今回は登戸から参加している健脚じいさんと同行した。「どのくらいの速度で歩きますか」と問われて「私、けっこうはやあしですよ」なんて、ちょっと見栄を張ってしまったもんだから、ハードなトレーニングのようだった。しかも大きな声で喋りながら……、かなり有効な有酸素運動? 
しかもその爺さん、登戸から立川まで歩いた話を延々と自慢する。はい、はい……。やっぱりひとりで、気ままに歩くほうが性に合っているかも。

いいなと思ったら応援しよう!