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マレーシアで初めてのアポ

この日はマレーシアに渡航してから初めて、みつさん以外の日本人とアポを取って会いました。

今まで何も動けていなかったけど、やっと人に会って行動できた日です。

TwitterでDMしてアポ取り

日本を出発する前から、マレーシアに在住している日本人のTwitterをチェックしていた。普段は投稿しかしておらず人と積極的には絡んでいなかったが、みつさんからのアドバイスでTwitterの使い方を変えた。

まずはマレーシア在住の日本人が投稿いているツイートにリプ(返信)。その後、ツイート上でやり取りを繰り返すという手法だ。

やり取りの中で自分に興味をもってくれそうだと判断したら、DM(ダイレクトメール)を送ってアポを取った。

ムスリムとハラール食

日本人で初めて会ったのは、ハラール事業を展開している、ピエールよしさん(https://twitter.com/pierre_yoshi)だ。

ピエールさんがチョイスしてくれたスターバックスで待ち合わせをした。少し早めに到着したぼくは、コーヒーをオーダーした。


「ア、アイスコーヒー、プリーズ…」

英語がまったく話せないので、とりあえず無難なメニューを頼んでみた。しかし、店員は何やらぼくに話しかけてくる。サッパリ理解できなかったので、「イエス、オッケー!」と答えた。

頼んだコーヒーを飲んでみると、何やら少しショッぱい気がする。マレーシア独自メニューなのか、それともトッピングなのかは分からないが、とにかく注文は失敗したようだ。


その後すぐにピエールさんが現れた。

「すぎにいさんですか?」

挨拶を交わした後、彼もコーヒーをオーダーした。ぼくは流暢な英語で店員と会話しているピエールさんの姿を見て、『彼が来るまで注文を待てば良かった』と後悔していた。


ピエールさんの実家は元々、兵庫県神戸市でナッツの販売をされており、縁があってマレーシアやシンガポールで事業展開することになったそうだ。

日本人がマレーシアで飲食関係の事業を行うには、ムスリムやハラール食について精通しなくてはいけない。しかし我々、日本人にとってはハラールの知識はほとんど持ち合わせていない。

ほとんどの日本人は、豚肉を食べてはいけない程度の知識しかないだろう。たとえば、豚肉を盛りつけた皿を使用する場合、ムスリムでは不浄なモノのため、7回洗うというルールがあるらしい。


またハラールの認定試験などもあり、ムスリムの奥深さを知るキッカケになった。同時に日本人が、マレーシアで飲食関係の事業を展開するにはハードルが高いと感じた。

スーパーの商品に記載しているハラール認証

スターバックスで話を終えた後、ピエールさんが近くのスーパーでハラールに関するレクチャーをしてくれた。


マレーシアのスーパーでは、日本の大企業が製造している商品が販売している。たとえば醤油や味噌など、お馴染みのメーカーが名を連ねていた。

しかし、日本の商品を販売するためには、ハラール認証を受けなくてはいけない。日本以外にも、中国や韓国でも各国の基準に合わせた商品を販売していた。


日本人が知らない、ハラールの実態を教えてくださったピエールさんには本当に感謝の言葉しかない。

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