【totoko式ゲームレビュー】Faeria-「カードゲームの弱点を解消した、これからが期待できる良作e-sports候補!」
どうも、W.I.のtotokoです。
久しぶりの記事ですね。サボっていた訳じゃないのよ。配信は結構やってたしww
さてはて、なんだかんだで最近は本当steamで面白いゲームがありますね。
今回紹介するのはこちら
カードゲームとボートゲームを組み合わせた全く新しいストラテジーゲーム「Faeria(ファエリア)」です!
steam、またはiPad用のアプリとしてプレイできます。
どんなゲームかというとざっくり言うと、
「1VS1で囲碁のように領地を拡大し合いながら、ユニット(カード)を領地に召喚、SRPG風に戦闘して敵将を倒すターン制ストラテジー」
いや~まんまなんですけどねww
要するに、「カードゲーム+シミュレーションゲーム」ってわけですわ。
イメージとしては上の画像の感じです。
プレイヤーは空いたマス(ゲーム内では海)に土地(池だったり森だったり)を敷いて、領地を作っていき、クリーチャーを召喚して敵に攻撃していきます。
この土地システムが面白い!!!
ただのTCG・DCGならそこまではまることはなかったのですが、今作はこの「土地システム」が面白いんです。
クリーチャーの召喚にはいろいろと制約がありますが、その大概に絡んでいるのが、この土地です。
土地を広げて行かないとクリーチャーを置くスペースができませんし、相手のゴッド(プレイヤーのこと)まで近づくことができません。
つまり、「よっしゃマナたまったし、切り札どーん! はい殴って終わりー」が簡単にはできません。
なんたって、出しても近くに敵がいなけりゃ攻撃できないんですから……。
プレイングのトライアンドエラーができる
さてはて、昨今は国内でも「シャドウバース」を始めとしてデジタルカードゲーム(DCG)がたくさんリリースされている。
だがしかし、どうにもこうにもおそ松さんである。
シャドウバースもはじめはよかったのだが、新弾が出てくる度にゲームバランスが崩壊していき、あげくには「バハメンコ」なんて揶揄させるまでもある。
ゲームバランスの調整がへたくそで、デッキ構築がテンプレ化してしまい、とりあえず、このカード出せばおしまいとなってしまい、ゲーム中のプレイングへのリスペクトが低いように思える。
もちろん、カードのプレイ順とかはあるが、これって言ってしまえば赤いきつねの後のせか先のせぐらいの差でしかない。
必須カードをさっさと課金で引いて、テンプレデッキを組んで環境が変わったらまた、その必須カードを課金で引く……。
国内のスマホゲームの大概がこれになっている現状。
そう考えると今作はどことなくアーケードゲームの感じがします。それはもしかしたら、俺がアーケードゲーマーであるからかもしれません。
例えば戦国大戦や三国志大戦、LoV3などはデッキを組んでもその後のゲーム中の立ち回りで上手い下手がわかれます。
そこが面白く興味深いところです。勝つためにはただ強いデッキを組むのではなく、上手いプレイヤーの立ち回りを勉強し、実際に試してみる……。
この「プレイングのトライアンドエラー」がゲームを楽しくしているのだと思う。
いいものを取り入れていく
今作は実にいろいろなゲームの要素を用いているのがわかる。
例えば、毎ターン回復するマナや、速攻・生誕といったカード効果はハースストーンだし(まあ後者に関してはいろんなカードゲームで名前を変えているのでHSの影響ではないだろうが……)。
デッキ構築ルールの「同名レジェンドカードはデッキに1枚」というのもハースストーンだ。
これのおかげでぶっ壊れたおかしな環境を抑制しているし、デッキ構築のし易さにも一役買っている。
カードプレイに必要なコストの「必要な土地」に関しては、MTGやGWなどの土地システムを使っているカードゲームである。
そして、プレイしたカードを駒のように動かすのは、将棋やチェス、SRPGなど。
これらをただ入れるだけではなく、念入りにプレイしてFaeriaとして取り入れた場合に合わせているのだ。
例えば、マナ回復に関しては、前のターンで余ったマナは次のターンでも引き継がれるというのは、HSとは違うシステムだ。
例えば、前のターンで4マナ余った場合、次のターンでは、余った4+ターン開始時の基本回復3マナ=7マナでターンを開始できる。
といったぐあいだ。
これにより、大型のマナコスト帯のカードも用意することができ、バランスやカードプールの幅を広げている。
まだまだ日本ではマイナーだからこそ
まだそこまでプレイヤー数は多くない(といっても、50万ほどはいるらしい)。
さらに日本語化も最近されたばかり。ならば、これを機会に遊んでみてはいかがだろうか。
僕のTwitchでも配信を行っているのでぜひとも見に来てほしい。
蛇の足
どうも、国内のゲーム・および国内のゲームプレイヤーはちょっとでも似た要素があると「○○のぱくり」だなんだと叫ぶ嫌いがある。
シャドウバースとハースストーンが最たる例かもしれない(まあこれはどっちもなんか殴り合ってるからなんともだけど……)。
というよりも国内のユーザーは何においても「否定的な目」でものごとを判断しているように見受けられる。
ポジティブ要素はあって当たり前、だからネガティブ要素をとにかく指摘しまくれ!
こんな具合だ。
そんな考え方ではいつまでたっても挑戦的なものや新しいものというのは産まれない。
仮にそこに他のもので見た要素があったとしても、そこは黙っておき、もっと全体を見て判断してはいかがだろうか。
どうにも木を見て森を見ずな傾向が強いのが最近の日本人のゲームしている人(こういうのはゲームファンでもゲームプレイヤーでもない。ただのゲームをしている人でしかない)のようだ。
まずはそのなんにでも否定から入る癖をなくせば、もっとエンタテインメントはよくなるはずだ。