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筋トレ2年目、アナボリック・ステロイドについて思うこと

■やりたい人は勝手にやるし、どうにもできない

筋トレ始めて最初の方はそんなもん使っちゃ駄目寄りの考えでしたけど・・・・。
やりたい人はやればいいかな

そもそも使用しないほうが良いですし、使うにしてもまずステロイド無しで限界までやってからじゃないかなと思いますが、どこが限界かというボーダーは誰にも分からないし決められません。
線引きも出来ず、日本でアナボリック・ステロイドの購入と使用が法に触れない以上、どうするかは自由としか言えません。

■そう思ったきっかけ

そう思うようになったきっかけは、ナチュラル(アナボリック・ステロイド不使用者)で有名なあるボディビルダーさんが、ユーザー(アナボリック・ステロイド使用者)であることが暗黙の了解の団体に出ることになったことです。
よく分からんという人向けにわかりやすく説明しますと、基本的に”プロ”・ボディビルダーは薬物を使用しています。
ボディビル業界はプロ=ユーザーという特殊な世界です。
薬物がないと超えられない壁があります。

その方は人柄もルックスも良いし体つきも凄まじいのでとても人気なのですが、その分批判する人も沢山出てきました。
その人のSNSを見てると「使ってるんだろ💉」みたいなコメントがいくつもあり、ステロイド反対派の僕でも可哀想に感じました。

その方はJBBFという薬物検査を行う団体でぶっちぎりのチャンピオンになってしまったので、もうそれ以上の体になるには使わないとどうにもならないです。(そのJBBFも、検査で引っかからない薬物を使用している人がいたりするようで、入賞者がカバンに薬物を入れたまま大会上に置き忘れて問題になったりもしましたので、全くクリーンではないのです・・・)

■ボディビルに賭けずにはいられない人たちには

健康を考えて薬物には手を出さない方が良いですが、とはいえその方は人並み外れたボリュームの筋トレをしてきた人です。
重度の筋トレをしてると薬物を使わなくても体に良くなくて、筋肉断裂したり関節壊したりとかあり、相当の根性がないと出来ません。
そもそも常識的な考え方では作れない身体を作ってきたということは、それを裏付けるほどの筋肉への渇望があったはずです。

身体を大きくすることにそれほどの渇望がある人が「薬物は身体に良くないからやらない」という理屈だけで割り切れないと思います。
理屈で考える人なら、そもそもそんな筋トレしてこれない。
その人は日本一位になりながらも5年ほどプロは目指さなかったのですが、葛藤の期間だったのかもしれません。知らんけど。

この方に限って言えば、僕は応援してます。

この方とは別にプロボディビルダーの山岸秀匡さんはステロイドの使用を自著で告白していますが、この人も単身米国に向かって世界と戦ってきたのはすごいと思っています。

■めちゃめちゃ体に悪い

でも、それは身勝手な応援です。
シンプルに体に悪いので、その人とか周囲の方々のことを考えれば応援することではありません。

あと、これまではアナボリック・ステロイドとだけ書きましたが、他にも成長ホルモン(GH)、インスリン、ペプチドホルモンといった薬物も同時に使用されるようです。

分かりやすいところだと、使用前後でほっぺたが膨らんでまんまるな顔になったりします。だいぶ分かりやすいです。

あとは声。
使ってるっぽい人でも声が高い人がいるのでかなり個人差があるように思いますが、男性はガラガラのしわがれ声になったり、女性は酒やけしたような声になります。女性のボディビルダーは特に分かりやすいかも。

これは見える範囲ですけど、見えにくい部分ではこんな感じらしいです。
こっちのほうが症状が深刻です

・アナボリック・ステロイド
ーティンティンとタマキンが小さくなる。場合によっては子ども作れなくなる。
ー心臓が肥大して血液のポンプ機能が低下し、心疾患リスク上昇
ー心臓機能低下などによりすぐに息切れするようになる。喋ってるだけで息切れしてる人とかいる。
ー肝障害
ーホルモン変化でキレやすくなったり、不安障害や鬱になる

・成長ホルモン(GH)
ー内臓が肥大する。ボディビルダーのお腹がボコっと出てるのは内臓がでかくなってるから。
ーがんリスク上昇
ー末端肥大症で手とか足とか顎がデカくなる

・インスリン
ー急激な血糖値低下で死ぬ可能性あり
ー糖尿病リスク上昇
ー内臓肥大

・ペプチドホルモン(IGF-1など)
ーがんリスク上昇
ー低血糖上昇
ー内臓肥大

内蔵マッチョ

あと、薬物を持っていないことに不安を覚えるようになり、薬物依存にもなるそうです。

■使わないほうがいい

実際に僕が使ったわけではないので説得力は無いかもしれませんが、これまで書いてきたことはおそらく間違いではないと思います。

ダラス・マクカーヴァーというアメリカのボディビルダーがいて、21歳という歴代最速クラスでプロボディビルダーになったのですが、26歳で亡くなられました。検死の結果、心臓の大きさが通常の3倍あったそうです。

世界最大の大会で優勝したショーン・ローデンは46歳で亡くなられ、この人も心臓発作が原因だそうです。

デカくなりたい気持ちは分かるんですけど、でも使うのを辞めたら小さくなります。
マッスルメモリーがあるので筋トレを再開すれば普通の人より早く戻るとは思いますが、それでも使用時ほどにはならないそうです。

1年使って死ぬまでムキムキになるならまだマシな気がしますが、そうでもないです。

歴代最高クラスのサイズを誇ったドリアン・イェーツもこんな感じです。

若い時ほんまにすごいな

■まとめ

使わないほうが良いよ

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whosay
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