平本蓮のドーピング騒動がクソ胡散臭い
朝倉未来を倒した平本蓮のドーピング騒動について、うっすらいろいろ考えてたので、思ったことまとめます。
真相は分かりませんけど、あくまで個人の意見ではやってると思います。
そもそも流れが分からないんだけど・・・、という方のために軽く整理するとこんな感じ。
・7/28
これまで平本蓮が噛みついていた朝倉未来とRIZINで試合して勝利、朝倉未来の引退となったのも合わせて朝倉未来の後継者ポジションになる。
試合から間もなく、元・レスリング銀メダリストで現・総合格闘家の太田忍が、ある関係者から平本蓮のドーピング情報を聞いたとXで投稿。勝利に水を差した部分も大きく、大バッシングを受けて謝罪。
・8月中旬らへん?
Xで平本と誰かがドーピング役の使い方について会話している音声を公開。
合成音声だろ、という意見が多数。
・8/28
平本のトレーナーをしていた赤澤選手が、自身がドーピング薬を平本に譲渡していたこと、電話の通話相手が自分であることも公開。
海外修行中に周囲が使っていたので自分も使うようになり、平本にも紹介したが、のちになって公開したため暴露したとのこと。
・9/2
平本が記者会見で否定。
ドーピングについての電話も本物と認める。
ただし、赤坂から薬は買ったが付き合いで買っただけで使用してはいない。
それとは別に薬剤の注射を自ら臀部に行っていたが、それは別のトレーナーから問題ないと言われていたので体の治療に使っていただけとのこと。
・9/5
RIZINの榊原CEOが平本はドーピング陰性であることを発表。
血液検査や毛髪検査は規則にないので行えないとのこと。
たぶん、これ読んだ人の9割以上は「やってるな」と思うんじゃないかと。
最初にドーピング疑惑について投稿して即謝罪に追い込まれた太田忍選手ですが、この人は根拠のない暴言を喚くタイプのキャラではなかったので不思議でした。
盛り上がるためなら何でも言うようなハジケまくってる格闘家とは違うタイプなので。
とはいえ、十分な証拠を出したわけでもなかったので、なんとなく引っかかりつつも、ドーピングはないだろうと思っていました。
音声ですが、これはXに公開したアカウントが『復活の日本』というクソ胡散臭いというか、変な右翼みたいなネーミングだったので、適当な音声だろうなと思ってました。
そもそも平本のしゃべり声に詳しい人が少ないので、平本に似てる声の人を使っていじればなんとでもなりそうだなって。
ただ、赤沢さんの暴露で一気に風向きが変わった気がします。
平本蓮とはInstaでも一緒の写真に写ってた人なので。
Twitterの暴露投稿もそうですが、それだけでなくその日の新聞を映しながら会話内容も含んでいる動画もあり、確証に迫った感がありました。
そして、今回の薬物は尿検査では反応しないので、血液検査や毛髪検査でケア剤(ドーピングの副作用を抑える薬)の検査をしたほうが良いと進言。
そしてRIZINの発表の前に平本が記者会見をしたのですが、そこで電話と薬物購入を認めていました。
ただ、薬物を購入したけど付き合いのために買っただけで使ってはいない、というのはめちゃくちゃ胡散臭いです。
格闘技選手にとってドーピングの使用も疑惑もどうにかして避けたいものであって、相手が何を喋るわからないのに付き合いのためだけにそんな危ないもん買うとは考えられません。
平本は頭が回るタイプですから、余計に。
電話も認めてたし。
それ以上に隠したい部分があるから、せめて明るみに出てごまかしきれない部分だけは認めることで騒動を収めたいような気がしました。
更には、トレーナーに勧められたからお尻に注射を打つっていうのも常人には想像できません。
普段から自分で注射を打っている糖尿病の人ならあまり抵抗はないかもしれませんが、それ以外の人は自分への注射行為に大きい抵抗があると思います。
しかも、それが何かが自分でよく分からない物質。
おしりってのも、おもっきりドーピングで打つ場所だし。
今後のキャリアがかかっている試合に望んでいるのにそんな訳わからないものを自分に打つ格闘家がいるとは想像しにくいです。
その後の検査の結果で陽性が出たときに「トレーナーにおすすめされたから打っただけでドーピングのつもりはなかった」というための保険にも感じられます。
医療資格のない人間が注射行為を行うと法律に違反するし、資格がある人間が注射を行ったとなるとどこかに記録が残っていて公開しなければならなくなるし。
全てをあやふやにしたいと思った結果『自分で注射したけどそれが何なのかわからない』というこの意味分からん説明に落ち着いたのではないかと邪推してしまいます。
3日後、RIZINが試合当日の検査結果を発表。
陰性であることが発表されましたが、それ以上の検査については規則上行うことができないということ、今回の検査が全てである、ということでこれについてはもう決着がついたとしました。
ここで気になるのは、追加検査に対して消極的だったこと。
規則になかったとしても、どうにかして疑惑を晴らすために追加検査をしてほしいと依頼することはできるし、断られたとしてもそういえばいい。
平本は平本で、全く心当たりがないのなら追加検査をして改めて潔白の証明をしたほうが今後のキャリアを考えてもいい。
ただ「規則上でこれ以上の検査はないので、不可能」の一点張り。
RIZIN側が追加検査を要求しなかったこと、平本も申し出なかったこと。
これらのことを考えると、RIZINとしてもここを有耶無耶にしたかったのではないかと感じました。
あくまで個人的な意見ですが。
稼ぎ頭の朝倉未来は年齢的にこれ以上の継続が難しくなっており、平本への敗北で引退決定をしてしまったので、RIZINはどうにか平本蓮を次世代のスターを生み出して興行を盛り上げたい。
ここでどうにかして平本にドーピング再検査をさせたとして、陰性だったらいいものの陽性だったらRIZINの人気は一気に落ちていくので、デメリットが大きすぎる。
平本とRIZINは持ちつ持たれつなのかもしれない。
これ以上の検査を行わない以上、実際のところは平本さんにしか分からないのですが、なんだかもやもやした決着でした。