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怒涛のリリースラッシュ!!新作webtoonに隠された秘密とは!
はじめましての人も、そうでない人もこんにちは!
webtoon事業部ディレクターの今中です!
春も終わり、梅雨が近づいてきましたね。
晴耕雨読。雨の日には家でwebtoonを読み漁りながらゆったり過ごしたいところです。
近頃では国内外問わず毎日のように新作が公開され、作品数がドッと増えているwebtoon業界ですが、弊社も怒涛のリリースラッシュとなっております!
![](https://assets.st-note.com/img/1715920093941-FB46nHuGoj.jpg?width=1200)
2月:『俺だけ偉人ガチャ回せて最強の世界』(HykeComicアプリ)
3月:『メタリックルージュ』(LINE マンガアプリ)
『最強竜に育てられた少年は親より強い奴に養われたい』(HykeComicアプリ)
4月:『私の公爵様は死なない!』(KakaoPage)
中でも、自分が担当させていただいた
『最強竜に育てられた少年は親より強い奴に養われたい』は
webtoonでは珍しい少年主人公なんです!
![](https://assets.st-note.com/img/1715927911429-LP485yUztv.jpg)
これまではクールな主人公がセオリーとされていたので、企画自体がかなりチャレンジングなのですが…ただこれが面白い!
無自覚最強の主人公が繰り広げる奇想天外なストーリーをぜひお楽しみください!
▽作品ページ
https://web.hykecomic.com/landing_pages/9bc2dbea573e50bd0810c5bf30d91898/663.html
※12話まで公開中です!
さて本題ですが、
今回は、その規格外の作品『最強竜に育てられた少年は親より強い奴に養われたい』をwebtoon読者に届けるために行ったふたつの工夫について、こっそりご紹介します!
メインカラーを決める
色使いって難しいですよね
「爆発=赤、黄色」「雨=青」「雪=白」のような固有色と、
「怒り=赤」「喜び=黄色」「悲しみ=青」のような感じるイメージに加え
さらに「明暗」や「濃淡」、「相性」があり、
組み合わせ次第でも画面から与える印象が変わります
例えば、以下のシーンでは
緑竜がブレスを放ち、爆発が起きるのですが、
固有色に沿うと色数が増えてしまい、ごちゃっとした印象になっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1715927978600-WXVssh053J.jpg)
ではこのようなときにどうするかというと…
!!!メインカラーを決めます!!!
たとえばメインカラーを緑と決め、それに映えるような寒色系でそろえるとこうなります!
![](https://assets.st-note.com/img/1715928104420-90U4hAdtdC.jpg)
ハイライトや影にも同系統の色が入るようになり、
全体の空気感が出るようになりました!
さらにシーンでそろえると統一感があってとても見やすいです!
![](https://assets.st-note.com/img/1715928214974-bpIKdmcdTZ.jpg?width=1200)
爆発が多用することを考えれば固有色である暖色系にまとめることもできますが、この一連は緑竜が心情を語る流れなので、シナリオに合わせて緑を優先しました。
メインカラーの決め方も大事です…!
文字のフォントやサイズ感・加工で演出する
まずは下記のビフォーアフターを見てください。
![](https://assets.st-note.com/img/1715928589678-vUM8oUN5kN.jpg)
右側のほうが迫力・視認性ともに良いことは一目瞭然です。
文字のフォントやサイズをちょっと工夫するだけで、グッと読みやすくなりますね!
通常セリフのサイズは16~18ptが相場と言われていますが、
男性向け作品の場合、決めセリフを30~50ptくらいまで大きくすると緩急ができて、インパクトを強めることができます。
実際のサイズは絵や文字数などを見ながら調整していきましょう!
また、webtoonの場合はフルカラーなので、あわせて「加工」も行います。
シーンに合わせて文字や吹き出しに色をつけたり、
ボカシ・発光を追加したりします。
目立たせたい文字のみに色をつけたり、
吹き出しに文字が沈まないよう白に変えたりして
加工が悪目立ちしないよう注意しましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1715928870381-6wZI7P0CS1.jpg)
まとめ
今回は2点の工夫をピックアップしてお伝えしました。
・メインカラーを決める
・文字のフォントやサイズ感・加工で演出する
どちらの工夫も行ううえで大切なのは
「見せたいものを引き立てるために使う」ということです。
読者に見てもらうポイントは、絵なのか、文字なのか
届けたいのは、ワクワクなのか、ドキドキなのか
話数ごと、シーンごと、コマごとに異なるそれらをしっかりと押さえ、
伝わるように工夫していきましょう!
最後に
マンガとしての読みやすさに加え、webtoonとして面白くなるよう、
弊社では各メンバーが日々作品と向き合っています。
今年はその成果が顕著に出てくると思いますので、ぜひこれから公開される作品たちのことも応援いただけますと幸いです!
また、「良いwebtoonを作りたい!」「こんな素敵なディレクターと一緒に働きたい!」など弊社にご興味持たれた方は下記よりご応募くださいませ!
お会いできる日を楽しみにお待ちしております。
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